物言う牛(共通語)

概要

沖縄の北部の人は食べ物に困っていたので、首里に奉公しに来ていた。正月には家に帰れと奉公人を帰した。そのときに雇い主がおみやげとしていろいろな物をくれた。ある一人の男は「牛が物言う」と書かれた紙をもらった。牛が物言うとはどういうことだと考えながら歩いていると、暗い山中で牛がつながれていた。その牛はやせ細っていた。牛が急に男に話かけた。「私は山田というところで使われていたんですが、今日ここに来て捨てられてしまいました。最近はえさも水もくれなかったです。明日までの命かと思ってた時、あなたが来てくれました。お水をもらえませんか」と言った。男は水も草も与えた。牛は「今晩、私が使われていた山田という家に行って私がどれだけ使われて苦労していたかという話しをしてきて下さい」と言った。男は言われたとおり山田という家に行って「あなたの牛に会って色々と話しをしてきました」主は牛が物をいうかといって全然信じない。とうとう賭をしようという話しになった。主は「もし牛が物を言ったら私の財産を全部あげる」と言った。男は「もし牛が物を言わなかったらあなたに一生使えて働きます」と言った。そして牛を連れて来た。牛は主に今までの苦労話しして「この男のおかげで私は水を飲むことも出来たし草を食べることも出来ました。と言った。主は賭に負けたので約束どおり財産を全部男にあげた。牛は男が引き取った。ある日、牛が男に「闘牛に出してくれ」と言った。男は「お前はこんなに痩せているのに勝てないよ」と言った。牛は「いや、絶対に勝ちますよ」と言って聞かないので。闘牛に出した。他の牛の持ち主達が「あんなに痩せている牛が勝つわけ無い」と言って賭を始めた。闘牛が始まった。男の牛は角にやすりみたいな物を付けていたので他の牛たちは逃げてしまい、男の牛は勝った。こうして闘牛にも勝って、また掛け金をたくさんもらって男と牛は幸せに暮らしました

再生時間:10:15

民話詳細DATA

レコード番号 47O330239
CD番号 47O33C017
決定題名 物言う牛(共通語)
話者がつけた題名
話者名 宮良松
話者名かな みやらまつ
生年月日 19031019
性別
出身地 白保
記録日 19960912
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 T126 白保 B-01
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 物言う牛,奉公人,闘牛,かけ
梗概(こうがい) 沖縄の北部の人は食べ物に困っていたので、首里に奉公しに来ていた。正月には家に帰れと奉公人を帰した。そのときに雇い主がおみやげとしていろいろな物をくれた。ある一人の男は「牛が物言う」と書かれた紙をもらった。牛が物言うとはどういうことだと考えながら歩いていると、暗い山中で牛がつながれていた。その牛はやせ細っていた。牛が急に男に話かけた。「私は山田というところで使われていたんですが、今日ここに来て捨てられてしまいました。最近はえさも水もくれなかったです。明日までの命かと思ってた時、あなたが来てくれました。お水をもらえませんか」と言った。男は水も草も与えた。牛は「今晩、私が使われていた山田という家に行って私がどれだけ使われて苦労していたかという話しをしてきて下さい」と言った。男は言われたとおり山田という家に行って「あなたの牛に会って色々と話しをしてきました」主は牛が物をいうかといって全然信じない。とうとう賭をしようという話しになった。主は「もし牛が物を言ったら私の財産を全部あげる」と言った。男は「もし牛が物を言わなかったらあなたに一生使えて働きます」と言った。そして牛を連れて来た。牛は主に今までの苦労話しして「この男のおかげで私は水を飲むことも出来たし草を食べることも出来ました。と言った。主は賭に負けたので約束どおり財産を全部男にあげた。牛は男が引き取った。ある日、牛が男に「闘牛に出してくれ」と言った。男は「お前はこんなに痩せているのに勝てないよ」と言った。牛は「いや、絶対に勝ちますよ」と言って聞かないので。闘牛に出した。他の牛の持ち主達が「あんなに痩せている牛が勝つわけ無い」と言って賭を始めた。闘牛が始まった。男の牛は角にやすりみたいな物を付けていたので他の牛たちは逃げてしまい、男の牛は勝った。こうして闘牛にも勝って、また掛け金をたくさんもらって男と牛は幸せに暮らしました
全体の記録時間数 11:05
物語の時間数 10:15
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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