首のない影(共通語)

概要

男に〔聞き取り不能〕男がね、毎日、この橋を渡って、渡る所で、三味線を教えに、習いに行ったらしいですね。ある十五夜の日がね、二人行ったんだけども、影がね、なぜだか隙間影で、あれ、でも、影が見えるでしょ。一人の影は見えて、一人の影は見えなかったそうですよ。そしてね、また行って、三味線を習う人のお家に行って、私はねえ、こっちから来るときにね、私の影が見えない。こっちの人の影は見えたけれども、私の影は見えないさあ、という話をしたんですよ。そしたらねえ、「隣のちっちゃい町に聞いてごらん。」と言ってね、聞いたところがね、あんたは必ず、「女に何か、女でないでも何か、動くところある。」と言われたらしい。「何かねえ。」と言ったら、「あんた行ってよ。家に帰って行って、あんたが一番可愛いものからね、弓で、殺しなさい。」と話したそうですよ。そしてからね、あの人が、馬をね、馬を非常に可愛がって、養っていたそうですよ。そして、馬の所に行ってね、弓をこんなに引っ張るとね、馬が自分に、今に、甘えて、もう、俺は、しまったと思ってね、「これに手は掛けられない。」と言ってね、「馬より一番可愛いのは、自分の妻。」と言ってね、この妻がですね、昔、〔聞き取り不能〕茶箪笥(ちゃだんす)の中に、男を隠してからね、〔聞き取り不能〕そこに、おったらしいさ。〔聞き取り不能〕ああ、自分の馬より、家内のほうが一番可愛いと思ってね、こんなに、行かしたところが、滑っていってね、箪笥に、こんなに、突っ込んでってね、ああ、しまったなと思って、引っ張ったところがね、血が出てきたそうよ。ああ、こっちには、何かがあると思って、開けたら、男がね、隠して、分らんようにして、こんなに、やってたわけらしいですよ。だからこの血はね、このフカンゲと言うものに染まっているものは、女の血らしいです。あと、豆の餅はね、男の金玉。あれの意味でね、あんなやるよと、昔の人から聞きました。

再生時間:3:50

民話詳細DATA

レコード番号 47O330167
CD番号 47O33C013
決定題名 首のない影(共通語)
話者がつけた題名
話者名 仲島タマ
話者名かな なかしまたま
生年月日 19161222
性別
出身地 白保
記録日 19960912
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 T122 白保 B-06
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 十五夜の夜,影,矢,小豆餅
梗概(こうがい) 男に〔聞き取り不能〕男がね、毎日、この橋を渡って、渡る所で、三味線を教えに、習いに行ったらしいですね。ある十五夜の日がね、二人行ったんだけども、影がね、なぜだか隙間影で、あれ、でも、影が見えるでしょ。一人の影は見えて、一人の影は見えなかったそうですよ。そしてね、また行って、三味線を習う人のお家に行って、私はねえ、こっちから来るときにね、私の影が見えない。こっちの人の影は見えたけれども、私の影は見えないさあ、という話をしたんですよ。そしたらねえ、「隣のちっちゃい町に聞いてごらん。」と言ってね、聞いたところがね、あんたは必ず、「女に何か、女でないでも何か、動くところある。」と言われたらしい。「何かねえ。」と言ったら、「あんた行ってよ。家に帰って行って、あんたが一番可愛いものからね、弓で、殺しなさい。」と話したそうですよ。そしてからね、あの人が、馬をね、馬を非常に可愛がって、養っていたそうですよ。そして、馬の所に行ってね、弓をこんなに引っ張るとね、馬が自分に、今に、甘えて、もう、俺は、しまったと思ってね、「これに手は掛けられない。」と言ってね、「馬より一番可愛いのは、自分の妻。」と言ってね、この妻がですね、昔、〔聞き取り不能〕茶箪笥(ちゃだんす)の中に、男を隠してからね、〔聞き取り不能〕そこに、おったらしいさ。〔聞き取り不能〕ああ、自分の馬より、家内のほうが一番可愛いと思ってね、こんなに、行かしたところが、滑っていってね、箪笥に、こんなに、突っ込んでってね、ああ、しまったなと思って、引っ張ったところがね、血が出てきたそうよ。ああ、こっちには、何かがあると思って、開けたら、男がね、隠して、分らんようにして、こんなに、やってたわけらしいですよ。だからこの血はね、このフカンゲと言うものに染まっているものは、女の血らしいです。あと、豆の餅はね、男の金玉。あれの意味でね、あんなやるよと、昔の人から聞きました。
全体の記録時間数 4:12
物語の時間数 3:50
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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