
赤馬節由来はですね、この赤馬という馬は、宮良部落から、ちょっと離れた所で、村で生まれて、何という方だったかな、思いつきませんが、とにかく宮良で生まれて、とても賢い馬で、賢い馬だったから、首里王がこの馬を徴発に来られた。昔の事ですから、徴発に来られたら、この馬がとてもいい馬だから、馬主のほうも、仕方ない、王様の事だから行かしたそうです。行かしたそうですよ。そしたらですね、この馬が向こうに行って、全然肌にも触られない。名馬だったらしいですよ。走るのに。そうして、別の人が来ると肌にも触らせないくらいに、食ってかかるんですから、ただ、馬小屋に入れてやったらしいんですよ。そして、馬主を呼んだそうです。呼んだら、「あんた、これは悪い馬だ。」と、「ああそうですか。」と、主が行くと、こう、尾を振って頭を垂れて、静かになるようになった。「あんた、この馬を乗ってごらん。」と言うと、この人がね、乗って走らせたら、見事にですね、この馬なんか走ったから、「珍しい。」と言うことで、「この馬はここではできないから、あんた、持って帰りなさい。」と、「連れて帰りなさい。」という事を言われたもんですから、「はい。」と言って連れて来た。連れて来て、この馬の活躍を、この辺ですよ、この辺がね、連れて行ったときに、今日の良かる日に行かした。そして連れて来て、向うで乗って見せて、「珍しい。」と、王様の方も、走るのを見て、「この馬持って帰りなさい。」と言うことで、持って帰ったんですよ。帰ってきたら、何か、この馬が特徴な所があったんですね。人間より優れた所があったらしいんですけど、駆け足、乗るにしても、この馬が才能があるだけに、これは主である、人であると、見分けたわけです。これは主である、人であると見分ける能力があって、主以外には、乗せ、しなかったというのが、赤馬の由来と。これは、人が乗る、主が乗る、という事をちゃんと分かっていてですね、他の人が乗ると、帰されたというのが由来ですね。赤馬の由来。馬が、毛色が赤で赤馬と呼ばれて、名付けられて、主をよく分かったということで、主以外には乗れなかったと言うらしいです。これが由来みたいですね。
| レコード番号 | 47O330134 |
|---|---|
| CD番号 | 47O33C010 |
| 決定題名 | 赤馬節由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 大泊信健 |
| 話者名かな | おおどまりしんけん |
| 生年月日 | 19220108 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 白保 |
| 記録日 | 19960912 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | T120 白保 B-04 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 赤馬,首里王府 |
| 梗概(こうがい) | 赤馬節由来はですね、この赤馬という馬は、宮良部落から、ちょっと離れた所で、村で生まれて、何という方だったかな、思いつきませんが、とにかく宮良で生まれて、とても賢い馬で、賢い馬だったから、首里王がこの馬を徴発に来られた。昔の事ですから、徴発に来られたら、この馬がとてもいい馬だから、馬主のほうも、仕方ない、王様の事だから行かしたそうです。行かしたそうですよ。そしたらですね、この馬が向こうに行って、全然肌にも触られない。名馬だったらしいですよ。走るのに。そうして、別の人が来ると肌にも触らせないくらいに、食ってかかるんですから、ただ、馬小屋に入れてやったらしいんですよ。そして、馬主を呼んだそうです。呼んだら、「あんた、これは悪い馬だ。」と、「ああそうですか。」と、主が行くと、こう、尾を振って頭を垂れて、静かになるようになった。「あんた、この馬を乗ってごらん。」と言うと、この人がね、乗って走らせたら、見事にですね、この馬なんか走ったから、「珍しい。」と言うことで、「この馬はここではできないから、あんた、持って帰りなさい。」と、「連れて帰りなさい。」という事を言われたもんですから、「はい。」と言って連れて来た。連れて来て、この馬の活躍を、この辺ですよ、この辺がね、連れて行ったときに、今日の良かる日に行かした。そして連れて来て、向うで乗って見せて、「珍しい。」と、王様の方も、走るのを見て、「この馬持って帰りなさい。」と言うことで、持って帰ったんですよ。帰ってきたら、何か、この馬が特徴な所があったんですね。人間より優れた所があったらしいんですけど、駆け足、乗るにしても、この馬が才能があるだけに、これは主である、人であると、見分けたわけです。これは主である、人であると見分ける能力があって、主以外には、乗せ、しなかったというのが、赤馬の由来と。これは、人が乗る、主が乗る、という事をちゃんと分かっていてですね、他の人が乗ると、帰されたというのが由来ですね。赤馬の由来。馬が、毛色が赤で赤馬と呼ばれて、名付けられて、主をよく分かったということで、主以外には乗れなかったと言うらしいです。これが由来みたいですね。 |
| 全体の記録時間数 | 4:55 |
| 物語の時間数 | 4:44 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |