
昔、白保部落の上川という家に三人の姉妹がいた。長女、次女、三女とも嫁に行き、長女は米盛という家に嫁いだ。子供はたくさにるもので、苦しい生活を送っていた。実家の上川の父親は区長という役職を与えられ、毎日、会や青年の集まりなどで出かけた。その当時の着物と言えば、よそ行き一枚しかなかった。毎日着ていたので、肩の方が敗れてしまった。長女が里帰りをしたとき、それを見てそこにあった婿の着物のきれっぱしでそれを繕った。父親は喜んでそれを着て出かけた。二、三日すると次女、三女がそれを見て、「婿の布を使って」と怒り、それをはぎとってしまった。長女がまたやってきて、それを見、今度は自分の夫の着物をとってきて、繕ってあげ、父親はその一ヵ年の務めを終えることができた。大晦日の夜に長女は実家にご馳走をもってきた。父親は長女に「おまえのおかげで務めを果たすことができた。今あは子供が多く苦しいかもしれないが、後々はきっと村を治めることができるであろう」と言い残して死んだ。後々、長女の家は繁栄し村を治めた。次女と三女の家は消えてしまった。
| レコード番号 | 47O330112 |
|---|---|
| CD番号 | 47O33C008 |
| 決定題名 | 三人姉妹の話(方言) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 米盛一雄 |
| 話者名かな | よねもりかずお |
| 生年月日 | 19110513 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 白保 |
| 記録日 | 19760802 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | T43 白保5 B-6 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 三人姉妹,親孝行な長女 |
| 梗概(こうがい) | 昔、白保部落の上川という家に三人の姉妹がいた。長女、次女、三女とも嫁に行き、長女は米盛という家に嫁いだ。子供はたくさにるもので、苦しい生活を送っていた。実家の上川の父親は区長という役職を与えられ、毎日、会や青年の集まりなどで出かけた。その当時の着物と言えば、よそ行き一枚しかなかった。毎日着ていたので、肩の方が敗れてしまった。長女が里帰りをしたとき、それを見てそこにあった婿の着物のきれっぱしでそれを繕った。父親は喜んでそれを着て出かけた。二、三日すると次女、三女がそれを見て、「婿の布を使って」と怒り、それをはぎとってしまった。長女がまたやってきて、それを見、今度は自分の夫の着物をとってきて、繕ってあげ、父親はその一ヵ年の務めを終えることができた。大晦日の夜に長女は実家にご馳走をもってきた。父親は長女に「おまえのおかげで務めを果たすことができた。今あは子供が多く苦しいかもしれないが、後々はきっと村を治めることができるであろう」と言い残して死んだ。後々、長女の家は繁栄し村を治めた。次女と三女の家は消えてしまった。 |
| 全体の記録時間数 | 4:55 |
| 物語の時間数 | 4:39 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |