アニナマ石(方言)

概要

石垣島の裏の部落の話で、この部落には男を入れてはいけない。特に、十五夜には部落から女性を出してはいけないというきまりがあった。ある女性が平久保の男友達に遊びにおいでと伝言すると、男は喜んで遊びに行く。その晩は一泊する。翌朝、男はこの部落の女性達の集会場に嫌だといえず、連れて行かれて、そこでいろんな質問をされる。そして夕べは誰と寝たのかと尋ねられ、その男は返答に困り、「一番、年長者のお婆さんと寝ておった」と答えるのが普通であるのだが、その男は正直に女の名前を明かしてしまう。それで、女は非常に困って、どうして部落に顔向けできようかといって、仕方なく部落から出て行くことになり、心を決めて男と一緒に平久保を目指して出発する。途中で女は足が痛くて一休みしようということになり、用を足しにいくがいっこうに帰ってこない。男は一生懸命に女の名前を呼びながら探し回るがなかなか見つかれない。ようやく見つけて、「何であなたは人が呼んでも返事しないのか」と言って、肩をたたくとその肩が冷たいので、よくみるとその女は石になっていた。この石のことをアニナマ石といっている。

再生時間:6:11

民話詳細DATA

レコード番号 47O330106
CD番号 47O33C007
決定題名 アニナマ石(方言)
話者がつけた題名
話者名 福仲基八
話者名かな ふくなかきはち
生年月日 19071103
性別
出身地 白保
記録日 19760802
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 T43 白保5 A-7
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 十五夜,女,男,アニナマ石
梗概(こうがい) 石垣島の裏の部落の話で、この部落には男を入れてはいけない。特に、十五夜には部落から女性を出してはいけないというきまりがあった。ある女性が平久保の男友達に遊びにおいでと伝言すると、男は喜んで遊びに行く。その晩は一泊する。翌朝、男はこの部落の女性達の集会場に嫌だといえず、連れて行かれて、そこでいろんな質問をされる。そして夕べは誰と寝たのかと尋ねられ、その男は返答に困り、「一番、年長者のお婆さんと寝ておった」と答えるのが普通であるのだが、その男は正直に女の名前を明かしてしまう。それで、女は非常に困って、どうして部落に顔向けできようかといって、仕方なく部落から出て行くことになり、心を決めて男と一緒に平久保を目指して出発する。途中で女は足が痛くて一休みしようということになり、用を足しにいくがいっこうに帰ってこない。男は一生懸命に女の名前を呼びながら探し回るがなかなか見つかれない。ようやく見つけて、「何であなたは人が呼んでも返事しないのか」と言って、肩をたたくとその肩が冷たいので、よくみるとその女は石になっていた。この石のことをアニナマ石といっている。
全体の記録時間数 6:47
物語の時間数 6:11
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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