
この二人の兄弟二人が生まれて男は鬼になって、もう外に出ていって、洞窟に(聞き取り不能)暮しておったらしいです。女はおととで自分の、遠くにおって、鬼の兄弟であるから、どういうふうにしても、この夫も探せない。自分が、もう顔を見られてはならんと言うてうちくわえてえ、この自分のこの兄さんは、いざみの、洞窟の中に鬼になって、人を食べておるから、これを教えてこなければならん。また、殺して捨てても、こなければならんと、そうしなければ、自分は、成功はできない。人の身の夫も探せんという、お、この考えで洞窟の側に行くようの準備して、この餅を(聞き取り不能)してこうはいむちといって立派な、餅を、たくさん作って、持ってって、兄さんを呼んだらしいです。兄さんは、洞窟の中から聞いて、自分のおととが来たか。あーけんこ、元気であったか、と言ったら、はい。兄さんも元気だったーと。はい、兄さんに、とって、ご馳走を持ってきて、餅も作ってありますから、食べなさいと言うてえ、くれて、兄さんは来て、どうきしにを、洞窟を後になして、たって、兄弟二人こっちに、もう話しをして、この餅も、この、兄さんにくれたらしいです。兄さんは、食べてあーおいしいなぁ、娘の作ってきた餅は、おいしいなぁ、こんなにきれいな、餅を作ってありがとうと言うて食べて、後にはもう、この兄さんはもう、自分の兄弟の、娘もいえおととの、おんなんまでも、食べるような、気持ちを持って、考えたらしいです。そうしたら、この、女は、あーこれ、これにまた食われたら、まだめだからと言うて、自分はこのほーを、まんじゅうをこんなに、開けたらしいですよ。ですから、この鬼は、あい、これは何かと言った。この口は、この餅を食べるもの。この下のほーは、これは、また鬼を食べるものだよ。あーそうかと言うて、すぐ大きな、声で、すぐ脅かしたから、すぐ驚いて後ろに転んで、死んだために、洞窟の中に落ちたら、高い洞窟から下に落ちたら、どんな、鬼であっても、どんな種類であっても死ぬ、死ぬだから、こうして死んだ。もう、この娘は、今からはもう、人並みに、立派に夫も探して、成功が出来るんだなぁと思うて、もう必ずくぬ、十二月頃には、寒い時の時期にも、このホーハイ餅と言うて、この餅を作って、女の節句であるというて、あの時にも女の節句、だから、女の子の玄関のところに、みんな沖縄から八重山までも、このホーハイ餅というて作って、飾って、この理由でやった、歴史であります。
| レコード番号 | 47O330086 |
|---|---|
| CD番号 | 47O33C005 |
| 決定題名 | 鬼餅由来(方言) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 桴海亀 |
| 話者名かな | ふかいかめ |
| 生年月日 | 19000507 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 白保 |
| 記録日 | 19760802 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | T42 白保4 A-3 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | むかしね |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 日本民話の会 特集石垣島の民話P154 |
| キーワード | 兄妹,餅,上の口,下の口 |
| 梗概(こうがい) | この二人の兄弟二人が生まれて男は鬼になって、もう外に出ていって、洞窟に(聞き取り不能)暮しておったらしいです。女はおととで自分の、遠くにおって、鬼の兄弟であるから、どういうふうにしても、この夫も探せない。自分が、もう顔を見られてはならんと言うてうちくわえてえ、この自分のこの兄さんは、いざみの、洞窟の中に鬼になって、人を食べておるから、これを教えてこなければならん。また、殺して捨てても、こなければならんと、そうしなければ、自分は、成功はできない。人の身の夫も探せんという、お、この考えで洞窟の側に行くようの準備して、この餅を(聞き取り不能)してこうはいむちといって立派な、餅を、たくさん作って、持ってって、兄さんを呼んだらしいです。兄さんは、洞窟の中から聞いて、自分のおととが来たか。あーけんこ、元気であったか、と言ったら、はい。兄さんも元気だったーと。はい、兄さんに、とって、ご馳走を持ってきて、餅も作ってありますから、食べなさいと言うてえ、くれて、兄さんは来て、どうきしにを、洞窟を後になして、たって、兄弟二人こっちに、もう話しをして、この餅も、この、兄さんにくれたらしいです。兄さんは、食べてあーおいしいなぁ、娘の作ってきた餅は、おいしいなぁ、こんなにきれいな、餅を作ってありがとうと言うて食べて、後にはもう、この兄さんはもう、自分の兄弟の、娘もいえおととの、おんなんまでも、食べるような、気持ちを持って、考えたらしいです。そうしたら、この、女は、あーこれ、これにまた食われたら、まだめだからと言うて、自分はこのほーを、まんじゅうをこんなに、開けたらしいですよ。ですから、この鬼は、あい、これは何かと言った。この口は、この餅を食べるもの。この下のほーは、これは、また鬼を食べるものだよ。あーそうかと言うて、すぐ大きな、声で、すぐ脅かしたから、すぐ驚いて後ろに転んで、死んだために、洞窟の中に落ちたら、高い洞窟から下に落ちたら、どんな、鬼であっても、どんな種類であっても死ぬ、死ぬだから、こうして死んだ。もう、この娘は、今からはもう、人並みに、立派に夫も探して、成功が出来るんだなぁと思うて、もう必ずくぬ、十二月頃には、寒い時の時期にも、このホーハイ餅と言うて、この餅を作って、女の節句であるというて、あの時にも女の節句、だから、女の子の玄関のところに、みんな沖縄から八重山までも、このホーハイ餅というて作って、飾って、この理由でやった、歴史であります。 |
| 全体の記録時間数 | 4:08 |
| 物語の時間数 | 3:47 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |