
オヤケ赤蜂も長田大主も出生地は波照間と言われている。長田大主は石垣に渡って、石垣を治め、赤蜂は大浜に移り住んで、農民の支持を受けた。赤蜂が首里王府に反旗を翻した一つの原因は、首里王府が、農家が一年に一度楽しみにしていたアマキャー祭りを、贅沢だと言って禁止した。これに腹をたてた赤蜂は税金を納めないといって謀反を起こした。これが赤蜂征伐の原因である。戦前までは赤蜂は悪者だと言われたが、戦後民主主義の時代になって赤蜂は英雄になった。当時、謀反を起こした赤蜂をなだめようとした長田大主は、自分の妹の姑乙姥を赤蜂の嫁として差し出した。長田大主は、姑乙姥に「赤蜂をたぶらかせ。それができなければ刺し殺せ」と命じる。しかし姑乙姥は赤蜂を愛するようになって兄貴の言うことをきかなかった。結局、姑乙姥は赤蜂と一緒に最後をとげた。最近まで姑乙姥の墓は姉の真乙姥が祀られている真乙姥御嶽の中の石垣沿いにあった。そこは、豊年祭のときに人に踏まれるような場所だった。現在ではイビの横に移された。これも赤蜂が英雄として見直されたからであり、それ以前は大浜の人々は赤蜂のことを口にも出さなかった。
| レコード番号 | 47O341198 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C093 |
| 決定題名 | オヤケ赤蜂(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 田本信精 |
| 話者名かな | たもとしんせい |
| 生年月日 | 19170919 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市字平得 |
| 記録日 | 19970912 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市平得 T72 A03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | オヤケ赤蜂,長田大主,波照間,石垣,大浜,反旗,首里王府,アマキャー祭り,禁止,税金,謀反,戦前,悪者,戦後,民主主義の時代,英雄,妹,姑乙姥,嫁,墓,姉,真乙姥,真乙姥御嶽,豊年,イビ |
| 梗概(こうがい) | オヤケ赤蜂も長田大主も出生地は波照間と言われている。長田大主は石垣に渡って、石垣を治め、赤蜂は大浜に移り住んで、農民の支持を受けた。赤蜂が首里王府に反旗を翻した一つの原因は、首里王府が、農家が一年に一度楽しみにしていたアマキャー祭りを、贅沢だと言って禁止した。これに腹をたてた赤蜂は税金を納めないといって謀反を起こした。これが赤蜂征伐の原因である。戦前までは赤蜂は悪者だと言われたが、戦後民主主義の時代になって赤蜂は英雄になった。当時、謀反を起こした赤蜂をなだめようとした長田大主は、自分の妹の姑乙姥を赤蜂の嫁として差し出した。長田大主は、姑乙姥に「赤蜂をたぶらかせ。それができなければ刺し殺せ」と命じる。しかし姑乙姥は赤蜂を愛するようになって兄貴の言うことをきかなかった。結局、姑乙姥は赤蜂と一緒に最後をとげた。最近まで姑乙姥の墓は姉の真乙姥が祀られている真乙姥御嶽の中の石垣沿いにあった。そこは、豊年祭のときに人に踏まれるような場所だった。現在ではイビの横に移された。これも赤蜂が英雄として見直されたからであり、それ以前は大浜の人々は赤蜂のことを口にも出さなかった。 |
| 全体の記録時間数 | 5:23 |
| 物語の時間数 | 5:08 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ○ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |