雲雀と生き水(共通語)

概要

昔、神様が雲雀(ガザフケ)を呼んで、大事な壷を届けなさい、途中で道草を食ってはいけないよと言った。雲雀は行けども行けども先は遠く、疲れてしまったので、ついついひと休みした。するとそこにはたくさんの野苺が熟して実っていた。雲雀は神様との約束を忘れて夢中になって野苺をついばんでいた。しばらくたって、はっとして壷のことを思い返して戻ってみると、壷は倒れて中に入っていた水はこぼれていた。そこには気持ちよさそうに水を浴びているハブがいた。これを見た雲雀は、大変なことになった、戻るにも戻れない、進むにも進めないということで「サッティム、サッティム、チッチ(さても、さても)」と言っている。この言葉には「大変なことだ、どうしたらいいんだ」という強い意味が含まれている。この壷の中には人間が浴びてどんどん生きのびる良薬が入っていた。だから、この水を浴びたハブは脱皮して若返り、人間は死ぬ運命になった。

再生時間:5:50

民話詳細DATA

レコード番号 47O341182
CD番号 47O34C092
決定題名 雲雀と生き水(共通語)
話者がつけた題名
話者名 田底敏
話者名かな たそことし
生年月日 19221218
性別
出身地 沖縄県石垣市字平得
記録日 19970912
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市平得 T71 A04
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 11
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 神様,雲雀,ガザフケ,壷,道草,野苺,約束,水は,ハブ,良薬,脱皮,若返り,人間,死ぬ運命
梗概(こうがい) 昔、神様が雲雀(ガザフケ)を呼んで、大事な壷を届けなさい、途中で道草を食ってはいけないよと言った。雲雀は行けども行けども先は遠く、疲れてしまったので、ついついひと休みした。するとそこにはたくさんの野苺が熟して実っていた。雲雀は神様との約束を忘れて夢中になって野苺をついばんでいた。しばらくたって、はっとして壷のことを思い返して戻ってみると、壷は倒れて中に入っていた水はこぼれていた。そこには気持ちよさそうに水を浴びているハブがいた。これを見た雲雀は、大変なことになった、戻るにも戻れない、進むにも進めないということで「サッティム、サッティム、チッチ(さても、さても)」と言っている。この言葉には「大変なことだ、どうしたらいいんだ」という強い意味が含まれている。この壷の中には人間が浴びてどんどん生きのびる良薬が入っていた。だから、この水を浴びたハブは脱皮して若返り、人間は死ぬ運命になった。
全体の記録時間数 7:12
物語の時間数 5:50
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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