安居御嶽(共通語)

概要

壇ノ浦の戦いで敗れた平家の落ち武者が、はるばる八重山まで流れてきて、平久保や真栄里にもいたという話がある。平久保には平家墓というのがあって、浜の岩盤の中に棺桶があったという話がある。真栄里の安居御嶽(アングンウタケ)というところに平家の落ち武者が祀られたという話もある。昔、野蛮な人がいて海端の岩盤のなかに立てこもって悪さをしていた。鬼になって人を食べているという噂があったので、その人の姉さんが確認しにいった。姉さんは餅を作って石を中にいれて食べさせてみると石も噛み砕いて食べてしまったので、噂どおりだと思った。鬼は姉さんは縄で縛り付けていたが、姉さんはトイレに行きたいといって、トイレに行き、縄をほどいて木に結び付けて逃げ出した。しかしみつかって鬼は追いかけてきた。安居御嶽のところに生えていた大きなデイゴの木が開いて、姉さんをなかに入れた。しかし着物の裾が見えていた。鬼は家に斧を取りにいった。そのあいだにデイゴの木がまた開いて姉さんは逃げのびることができた。そういう話があるので、この安居御嶽には神様がいるということで、真栄里では御願している。このデイゴの木の下には平家の落ち武者が祀られていると言われていた。

再生時間:9:44

民話詳細DATA

レコード番号 47O341356
CD番号 47O34C103
決定題名 安居御嶽(共通語)
話者がつけた題名
話者名 細工利夫
話者名かな さいくとしお
生年月日 19200930
性別
出身地 沖縄県石垣市字真栄里
記録日 19970912
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市真栄里 T80 B10
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12,20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 壇ノ浦の戦い,平家の落ち武者,八重山,平久保,真栄里,棺桶,安居御嶽,アングンウタケ,鬼,姉,餅,石,縄,トイレ,大きなデイゴの木,斧,神様,御願
梗概(こうがい) 壇ノ浦の戦いで敗れた平家の落ち武者が、はるばる八重山まで流れてきて、平久保や真栄里にもいたという話がある。平久保には平家墓というのがあって、浜の岩盤の中に棺桶があったという話がある。真栄里の安居御嶽(アングンウタケ)というところに平家の落ち武者が祀られたという話もある。昔、野蛮な人がいて海端の岩盤のなかに立てこもって悪さをしていた。鬼になって人を食べているという噂があったので、その人の姉さんが確認しにいった。姉さんは餅を作って石を中にいれて食べさせてみると石も噛み砕いて食べてしまったので、噂どおりだと思った。鬼は姉さんは縄で縛り付けていたが、姉さんはトイレに行きたいといって、トイレに行き、縄をほどいて木に結び付けて逃げ出した。しかしみつかって鬼は追いかけてきた。安居御嶽のところに生えていた大きなデイゴの木が開いて、姉さんをなかに入れた。しかし着物の裾が見えていた。鬼は家に斧を取りにいった。そのあいだにデイゴの木がまた開いて姉さんは逃げのびることができた。そういう話があるので、この安居御嶽には神様がいるということで、真栄里では御願している。このデイゴの木の下には平家の落ち武者が祀られていると言われていた。
全体の記録時間数 9:53
物語の時間数 9:44
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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