
安居御嶽(アングンオタケ)は浜端正雄さんの家が氏子になって御嶽を守っている。真栄里の部落では年に一回の豊年祭は平得と合同で行なっている。前夜祭は各部落で別々にやる。真栄里ではこの安居御嶽でやる。この御嶽にまつわる話がある。昔、兄妹がいた。兄が鬼になり、海岸端の鬼屋というところに住んでいて、人をさらっては喰っているという噂があった。妹はそんなことはないだろうと思ったが、それを確認しようと兄の好きだった餅の中に石をいれ子供を連れて持っていった。兄はそれを平気で全部食べてしまったので、兄はやはり鬼になってしまったことを知った妹は、逃げようと思い、子供が用を足したいとうので外に行こうとすると、鬼になった兄は、ここでしろと言う。ここではできない、人前ではできないと言うと、兄は妹の手に紐を結び付けて外に行かせた。妹は外に出ると少しはなれたところで紐を石に結び付けて逃げた。鬼は刀を研いでいたが、母子が逃げるのを見つけて追いかけてきた。母子が安居御嶽にある大きな木のところに来ると、木が開いたので、母子はそこに隠れた。鬼は着物の裾が木の穴の隙間から出ていたので、この中にいると思い斧をとりに戻った。その隙に木がまた開いて母子は逃げのびることができた。このことから、この安居御嶽には人を助ける神がいるということで拝むようになった。
| レコード番号 | 47O341445 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C111 |
| 決定題名 | 安居御嶽由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 仲大盛永伸 |
| 話者名かな | なかおおもりえいしん |
| 生年月日 | 19290515 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市字真栄里 |
| 記録日 | 19980907 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市真栄里 T89 A01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12,20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 安居御嶽,アングンオタケ,真栄里,豊年祭,平得,兄妹,兄,鬼,鬼屋,噂,妹,餅,石,子供,用,紐,逃げた,大きな木,隠れた,木の穴,斧,神 |
| 梗概(こうがい) | 安居御嶽(アングンオタケ)は浜端正雄さんの家が氏子になって御嶽を守っている。真栄里の部落では年に一回の豊年祭は平得と合同で行なっている。前夜祭は各部落で別々にやる。真栄里ではこの安居御嶽でやる。この御嶽にまつわる話がある。昔、兄妹がいた。兄が鬼になり、海岸端の鬼屋というところに住んでいて、人をさらっては喰っているという噂があった。妹はそんなことはないだろうと思ったが、それを確認しようと兄の好きだった餅の中に石をいれ子供を連れて持っていった。兄はそれを平気で全部食べてしまったので、兄はやはり鬼になってしまったことを知った妹は、逃げようと思い、子供が用を足したいとうので外に行こうとすると、鬼になった兄は、ここでしろと言う。ここではできない、人前ではできないと言うと、兄は妹の手に紐を結び付けて外に行かせた。妹は外に出ると少しはなれたところで紐を石に結び付けて逃げた。鬼は刀を研いでいたが、母子が逃げるのを見つけて追いかけてきた。母子が安居御嶽にある大きな木のところに来ると、木が開いたので、母子はそこに隠れた。鬼は着物の裾が木の穴の隙間から出ていたので、この中にいると思い斧をとりに戻った。その隙に木がまた開いて母子は逃げのびることができた。このことから、この安居御嶽には人を助ける神がいるということで拝むようになった。 |
| 全体の記録時間数 | 8:56 |
| 物語の時間数 | 8:48 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |