黒米を持ってきた神の話

概要

キヨさんの体験談。大石垣御嶽の神様から言葉があった。「自分は黒米を持ってきて、島々を渡り歩いてユーザシキしてきた。沖縄本島の自分の親二人は、自分の子がどうしたかと心配しているので、自分は石垣島に来て、大川村にとどまって、ウァーンデーされているから安心して下さいと親に伝えてくれ、神を拝んでいる子ども達(司)何十人にも伝えているけれどやってくれないから、やってくれ」と、沖縄の言葉で頼まれた。ウァーンデーの意味がわからず、沖縄の人に聞いてまわったら、やんばるの女の人で、神事もやっている人が、「むちあがめる」という意味だと教えてくれた。そこで、その願い(親と子をつなげる)を果たすために、うちの人と、子どもと、本島南部玉城村の受水、走水に行った。草ぼうぼうだったが、鎌で刈り払った。上に通していったら、キリパンタで一人しか立てない。下は大きな墓だった。そこでうちの人を行かせて、ビンシーとカイシキジンを持っていって飾って、私は西側に立って、「拝まれているから安心して下さいと、つなぎばんしに来ました」と拝んだ。そこから水も取った。すると、「ミフダ(三穂田)からもやれ」と言われたけど、草ぼうぼうでわからない。うちの人が水に香立ててみたらそこにあって、子どもに草を払わせたら小さい田んぼが出てきた。そこでそこからも水を取った。すると、バス2台が来て60名くらいの人が降りて来た。それがそこの門中の人で、「自分達はずっとミフダを探していたがわからなかった。開けてくれてありがとう。」と喜んでくれた。また、「親と子のつなぎばんしに来ました」と話したら、それも喜んでくれた。大石垣御嶽の神、米を持ってきた神の墓は、石垣のピニツケンガーラ、別名龍穴(タツアナ)と呼ばれているところ。だから、本来は、種取祭はピニツケンガーラでやるべきだと思っている。

再生時間:2:00

民話詳細DATA

レコード番号 47O340625
CD番号 47O34C044
決定題名 黒米を持ってきた神の話
話者がつけた題名  ウァーンデーの話と、八重山の米の始まりと本島の三穂田とのつながり
話者名 崎枝キヨ
話者名かな さきえだきよ
生年月日 19160711
性別
出身地 沖縄県石垣市字新川
記録日 19980908
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市字新川 T51 B03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20,90
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 大石垣御嶽,黒米,ウァーンデー,ミフダ,三穂田,玉城,受水走水,ウキンジュハインジュ,ピニツケンガーラ,龍穴
梗概(こうがい) キヨさんの体験談。大石垣御嶽の神様から言葉があった。「自分は黒米を持ってきて、島々を渡り歩いてユーザシキしてきた。沖縄本島の自分の親二人は、自分の子がどうしたかと心配しているので、自分は石垣島に来て、大川村にとどまって、ウァーンデーされているから安心して下さいと親に伝えてくれ、神を拝んでいる子ども達(司)何十人にも伝えているけれどやってくれないから、やってくれ」と、沖縄の言葉で頼まれた。ウァーンデーの意味がわからず、沖縄の人に聞いてまわったら、やんばるの女の人で、神事もやっている人が、「むちあがめる」という意味だと教えてくれた。そこで、その願い(親と子をつなげる)を果たすために、うちの人と、子どもと、本島南部玉城村の受水、走水に行った。草ぼうぼうだったが、鎌で刈り払った。上に通していったら、キリパンタで一人しか立てない。下は大きな墓だった。そこでうちの人を行かせて、ビンシーとカイシキジンを持っていって飾って、私は西側に立って、「拝まれているから安心して下さいと、つなぎばんしに来ました」と拝んだ。そこから水も取った。すると、「ミフダ(三穂田)からもやれ」と言われたけど、草ぼうぼうでわからない。うちの人が水に香立ててみたらそこにあって、子どもに草を払わせたら小さい田んぼが出てきた。そこでそこからも水を取った。すると、バス2台が来て60名くらいの人が降りて来た。それがそこの門中の人で、「自分達はずっとミフダを探していたがわからなかった。開けてくれてありがとう。」と喜んでくれた。また、「親と子のつなぎばんしに来ました」と話したら、それも喜んでくれた。大石垣御嶽の神、米を持ってきた神の墓は、石垣のピニツケンガーラ、別名龍穴(タツアナ)と呼ばれているところ。だから、本来は、種取祭はピニツケンガーラでやるべきだと思っている。
全体の記録時間数 11:21
物語の時間数 2:00
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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