子育て幽霊(共通語)

概要

お腹の大きい臨月近い人が亡くなったんだって。それでね、今では七ヵ月以上経っておれば帝王切開でもしてこう取り出すというような方法もあるかもしれないけど、昔だからそのまま埋葬したんじゃない。そしたら、近くの店に毎日毎夜(まいゆん)同じ時間になると女の人が飴を買いに来る人がいるそうです。そのときはお金も一応もらうんだけど、ところが飴を売って、この店の人が翌日になってみるとどうもそのお金の計算が合わない。それにまた打紙(うちがび)と言うものがよくこのお金入れに入っているのが、何日か続いたもんで、店屋の人は、「おかしい。この人はどこから飴を買いに来るんだろう。」と思って、「一度後ついてみよう。」と言うことになり、ある日ね、飴を売ってから毎日この飴を買いに来る人の後をついて行ったそうです。そしたら村里離れた野に出て墓に入っていたそうです。そしたら墓の中からね、赤ちゃんの泣き声が聞こえてくるんだって。そんなことでこの人は、びっくりして、翌日村の若者達を連れて行って、この子供の泣き声のするお墓を開けてみたところが死んで腐乱している棺の側に赤ちゃんが生きておったというようなことでね。多分、こういう死んでる人だから乳がなかったんじゃない。それで毎日その子にあげる飴を買いに来ていたのかもしれない。

再生時間:2:31

民話詳細DATA

レコード番号 47O340616
CD番号 47O34C042
決定題名 子育て幽霊(共通語)
話者がつけた題名
話者名 山根慶子
話者名かな やまねけいこ
生年月日 19241105
性別
出身地 沖縄県石垣市字新川
記録日 19980908
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市字新川 T50 B03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情 慶応元年生まれのお祖母さんから聞いた
文字化資料 石垣島の民話 P42
キーワード 臨月,亡くなった,埋葬した,毎日毎夜,同じ時間,女の人,飴,買いに来る,お金,翌日,打紙,後をついて行った,墓,赤ちゃん,泣き声,棺,乳
梗概(こうがい) お腹の大きい臨月近い人が亡くなったんだって。それでね、今では七ヵ月以上経っておれば帝王切開でもしてこう取り出すというような方法もあるかもしれないけど、昔だからそのまま埋葬したんじゃない。そしたら、近くの店に毎日毎夜(まいゆん)同じ時間になると女の人が飴を買いに来る人がいるそうです。そのときはお金も一応もらうんだけど、ところが飴を売って、この店の人が翌日になってみるとどうもそのお金の計算が合わない。それにまた打紙(うちがび)と言うものがよくこのお金入れに入っているのが、何日か続いたもんで、店屋の人は、「おかしい。この人はどこから飴を買いに来るんだろう。」と思って、「一度後ついてみよう。」と言うことになり、ある日ね、飴を売ってから毎日この飴を買いに来る人の後をついて行ったそうです。そしたら村里離れた野に出て墓に入っていたそうです。そしたら墓の中からね、赤ちゃんの泣き声が聞こえてくるんだって。そんなことでこの人は、びっくりして、翌日村の若者達を連れて行って、この子供の泣き声のするお墓を開けてみたところが死んで腐乱している棺の側に赤ちゃんが生きておったというようなことでね。多分、こういう死んでる人だから乳がなかったんじゃない。それで毎日その子にあげる飴を買いに来ていたのかもしれない。
全体の記録時間数 4:01
物語の時間数 2:31
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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