
昔、孝行な子がいて、親がだんだんと年老いていくのを見て、神様に「いつまでも親が元気でいられるように」と御願いをした。神様は「すでぃ水」を雲雀と雀の兄弟に持たせた。「すでぃる」というのは生まれる、脱皮をするという意味。神様からの大切な預かり物を担いで出かけた兄弟は、途中で野いちごが色づいているのを見つけて、寄り道した。たくさん食べた後、すでぃ水のところに戻ってみると、蛇にこぼされて、すでぃ水は残っていなかった。どうしようかと相談して、兄の雀はお使いができなかったことを神様にお詫びしに行った。弟の雲雀は舌打ちをしながら「残念だ、残念だ」と飛びまわっていた。だから今でも雲雀は「チッチ、チッチ」舌打ちしながら飛び回っている。そして蛇は何度も脱皮するようになった。最後に壷にわずかに残っていた水に触ったのが人間で、だから人間の爪は切っても生えてくるようになった。
| レコード番号 | 47O340601 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C041 |
| 決定題名 | 雲雀と生き水(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 山根慶子 |
| 話者名かな | やまねけいこ |
| 生年月日 | 19241105 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市字新川 |
| 記録日 | 19980312 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市字新川 T49 A03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 11 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 慶応元年生まれのお祖母さんから聞いた |
| 文字化資料 | 八重山諸島民話集 P21 石垣島の民話 P203 |
| キーワード | 孝行,親,年老いていく,神様,御願い,すでぃ水,雲雀,雀,兄弟,野いちご,寄り道,蛇,兄,お詫び,舌打ち,脱皮,人間,爪 |
| 梗概(こうがい) | 昔、孝行な子がいて、親がだんだんと年老いていくのを見て、神様に「いつまでも親が元気でいられるように」と御願いをした。神様は「すでぃ水」を雲雀と雀の兄弟に持たせた。「すでぃる」というのは生まれる、脱皮をするという意味。神様からの大切な預かり物を担いで出かけた兄弟は、途中で野いちごが色づいているのを見つけて、寄り道した。たくさん食べた後、すでぃ水のところに戻ってみると、蛇にこぼされて、すでぃ水は残っていなかった。どうしようかと相談して、兄の雀はお使いができなかったことを神様にお詫びしに行った。弟の雲雀は舌打ちをしながら「残念だ、残念だ」と飛びまわっていた。だから今でも雲雀は「チッチ、チッチ」舌打ちしながら飛び回っている。そして蛇は何度も脱皮するようになった。最後に壷にわずかに残っていた水に触ったのが人間で、だから人間の爪は切っても生えてくるようになった。 |
| 全体の記録時間数 | 5:16 |
| 物語の時間数 | 3:49 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |