
キヨさんの足が、痛みもなく曲がった時期があった。そのころ、一反の布をずっと広げて、自分はこんなのを織ったよー、と、女の人に見せられた。それは、フトゥヌンマという八重山上布で、一反の幅の中に三つの綾があるもの。そしてその人は、自分は畑の中にいる。フガー村、フスナー墓。来いというので、キヨさんは足が悪かったが旦那さんに連れて行ってもらった。ジンガラヤーを訪ねて、聞いてみると、そこのおばあさんが、藍を持ってきて教えた人がいるよーといった(藍ではなく、グールか?)。アンガサかぶったきれいな女の人だった。足が治るから拝みなさいと言われたが、キヨさんは、子どももいるし、一日十五日は拝みがあるから、しょっちゅうは来れないが、七月のナンカソールだけは拝みに来ますと約束した。以来、今もナンカソールには拝みに行っている。約束した翌年の旧のバンタンから、見よう見まねで布織りを始めた。上布ではなく、縞。苧(ぶー)からつくり、沖縄に染めに出し、173反作った。お墓の女の人は名前はわからないが竹富から来た人だった。
| レコード番号 | 47O340576 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C039 |
| 決定題名 | 機織りの始まり(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 崎枝キヨ |
| 話者名かな | さきえだきよ |
| 生年月日 | 19160711 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市字新川 |
| 記録日 | 19980312 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市字新川 T46 B04 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 30,90 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 八重山上布,フトゥヌンマ,機織り,藍,グール,フガー村,フスナー墓,じんがらやー,苧,ブー, |
| 梗概(こうがい) | キヨさんの足が、痛みもなく曲がった時期があった。そのころ、一反の布をずっと広げて、自分はこんなのを織ったよー、と、女の人に見せられた。それは、フトゥヌンマという八重山上布で、一反の幅の中に三つの綾があるもの。そしてその人は、自分は畑の中にいる。フガー村、フスナー墓。来いというので、キヨさんは足が悪かったが旦那さんに連れて行ってもらった。ジンガラヤーを訪ねて、聞いてみると、そこのおばあさんが、藍を持ってきて教えた人がいるよーといった(藍ではなく、グールか?)。アンガサかぶったきれいな女の人だった。足が治るから拝みなさいと言われたが、キヨさんは、子どももいるし、一日十五日は拝みがあるから、しょっちゅうは来れないが、七月のナンカソールだけは拝みに来ますと約束した。以来、今もナンカソールには拝みに行っている。約束した翌年の旧のバンタンから、見よう見まねで布織りを始めた。上布ではなく、縞。苧(ぶー)からつくり、沖縄に染めに出し、173反作った。お墓の女の人は名前はわからないが竹富から来た人だった。 |
| 全体の記録時間数 | 5:34 |
| 物語の時間数 | 5:20 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |