明和の大津波(共通語)

概要

昔、今の役所のような所の時を知らせる係の人が明け方の時を知らせる鐘を打つために屋根に登ったそうです。すると何かミーネーラ稲突きといって三人で臼に籾を入れてトントントン搗くような音が聞こえたそうです。「何だろう。」と思って見ると見渡すかぎり潮がぐうっと引いているそうです。「ああ、これが津波ていうものかな。」とこの人は驚いてね。それで、真乙姥のアコウ木の三叉の枝に自分の子供を抱かせて帯で縛ったりしてから、その後でいろいろと知らせたりしたそうだけど、皆明け方のことで寝ていたし、それから浜辺で遊んで浜辺で寝たりしとったんで、多くの犠牲者が出て、その木の又に縛られた子は助かった聞いています。この八重山(やえやま)の大津波は乾隆(けんりゅう)三六年卯年(うどし)の津波ですけど、そのとき本当は日本の年号は使ってないんです。しかし、乾隆三六年を日本の年号に直すと明和八年になるので、牧野先生が明和の津波と名付けられて、ご本を出されたんでね、今は皆明和の津波と言っています。家譜に書かれているのは乾隆という中国年号。

再生時間:2:09

民話詳細DATA

レコード番号 47O340515
CD番号 47O34C036
決定題名 明和の大津波(共通語)
話者がつけた題名
話者名 山根慶子
話者名かな やまねけいこ
生年月日 19241105
性別
出身地 沖縄県石垣市字新川
記録日 19970913
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市字新川 T43 B06
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情 慶応元年生まれのお祖母さんから聞いた
文字化資料
キーワード 時を知らせる係の人,明け方,鐘,屋根,登った,ミーネーラ稲突き,三人,臼,籾,トントントン搗くような音,潮,津波,真乙姥,アコウ木,三叉の枝,自分の子供,縛った,犠牲者,八重山,乾隆三六年,卯年,日本の年号,明和八年
梗概(こうがい) 昔、今の役所のような所の時を知らせる係の人が明け方の時を知らせる鐘を打つために屋根に登ったそうです。すると何かミーネーラ稲突きといって三人で臼に籾を入れてトントントン搗くような音が聞こえたそうです。「何だろう。」と思って見ると見渡すかぎり潮がぐうっと引いているそうです。「ああ、これが津波ていうものかな。」とこの人は驚いてね。それで、真乙姥のアコウ木の三叉の枝に自分の子供を抱かせて帯で縛ったりしてから、その後でいろいろと知らせたりしたそうだけど、皆明け方のことで寝ていたし、それから浜辺で遊んで浜辺で寝たりしとったんで、多くの犠牲者が出て、その木の又に縛られた子は助かった聞いています。この八重山(やえやま)の大津波は乾隆(けんりゅう)三六年卯年(うどし)の津波ですけど、そのとき本当は日本の年号は使ってないんです。しかし、乾隆三六年を日本の年号に直すと明和八年になるので、牧野先生が明和の津波と名付けられて、ご本を出されたんでね、今は皆明和の津波と言っています。家譜に書かれているのは乾隆という中国年号。
全体の記録時間数 3:16
物語の時間数 2:09
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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