ふかの援助(共通語)

概要

昔、黒島に多良間真牛(たらまもうし)という農民がいた。田を耕すためにくり舟で西表島に行く途中、台風で遭難し、遠い無人島に流れ着いた。幸いなことに多良間真牛はいろいろな種をもっていたので、それを植えて生きのびた。そして七年の月日が流れた。ある時、海に漁に出ていると、大きなフカが現れて、彼の股の下にくぐり、背中に乗せて黒島の海岸に連れてきてくれた。ちょうどその頃、故郷の村では彼の七年忌の準備のために海に漁に出ようとしていた。そこに髪も髭もぼうぼうにのび着物のもぼろぼろの化け物のような男が現れたので村人達は逃げ隠れしながら、男の様子を見ていると、男は自分が多良間真牛だと言う。いろいろ聞いてみると確かに男は多良間真牛だったので 村人達は、彼の家に連れて行った。そして位牌を焼き捨てて、村中でお祝いをした。彼の子孫は代々、フカを神のように拝んで、掛け軸に描いて今日まで保存し、絶対にフカの肉はその一族は食べないようになった。

再生時間:6:33

民話詳細DATA

レコード番号 47O340469
CD番号 47O34C033
決定題名 ふかの援助(共通語)
話者がつけた題名 フカに助けられた男の話
話者名 嵩本正宜
話者名かな たけもとせいぎ
生年月日 19120104
性別
出身地 沖縄県石垣市字新川
記録日 19760803
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市字新川 T17 B05
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12,20
発句(ほっく) むかし
伝承事情
文字化資料
キーワード 黒島,多良間真牛,田を耕す,西表島,遭難,無人島,種,七年,漁,大きなフカ,背中,故郷,七年忌,化け物,祝い,子孫,神,掛け軸
梗概(こうがい) 昔、黒島に多良間真牛(たらまもうし)という農民がいた。田を耕すためにくり舟で西表島に行く途中、台風で遭難し、遠い無人島に流れ着いた。幸いなことに多良間真牛はいろいろな種をもっていたので、それを植えて生きのびた。そして七年の月日が流れた。ある時、海に漁に出ていると、大きなフカが現れて、彼の股の下にくぐり、背中に乗せて黒島の海岸に連れてきてくれた。ちょうどその頃、故郷の村では彼の七年忌の準備のために海に漁に出ようとしていた。そこに髪も髭もぼうぼうにのび着物のもぼろぼろの化け物のような男が現れたので村人達は逃げ隠れしながら、男の様子を見ていると、男は自分が多良間真牛だと言う。いろいろ聞いてみると確かに男は多良間真牛だったので 村人達は、彼の家に連れて行った。そして位牌を焼き捨てて、村中でお祝いをした。彼の子孫は代々、フカを神のように拝んで、掛け軸に描いて今日まで保存し、絶対にフカの肉はその一族は食べないようになった。
全体の記録時間数 6:59
物語の時間数 6:33
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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