
昔、ある夫婦に一人息子がいたが、病気で死んで泣き暮らしていた。初盆に墓参りに行き、掃除をしながら息子の名前を呼び、必ず来て姿を見せてくれ、姿が見せられないなら、来ているという証を示してくれと言って帰った。息子が来てからご馳走を作ろうと何もしないで家で待っていた。死んだ人は門の両方の松明の煙に導かれて家に帰ってくる。すでに息子は家の門の前まで来ていたが、俵で作った松明がなかったので、息子は迷ってしまい泣いていた。そこにおじさんが現れて「あなたはなぜ泣いているのか」と聞いた。息子は「親が私を呼んだのに、松明がなくて家に帰れない」と答えた。そこでおじさんが両親のところに行き息子のことを知らせた。両親は慌てて門の両方に松明を燃やした。それから仏壇は賑やかになった。それで八重山では今でも盆の日には松明を燃やす。
| レコード番号 | 47O340448 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C032 |
| 決定題名 | 盆の松明の由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 大工嵩男 |
| 話者名かな | だいくたけお |
| 生年月日 | 19110309 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市字新川 |
| 記録日 | 19750805 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市字新川 T16 B01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20,80 |
| 発句(ほっく) | はやーんでぃ、むかし |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 夫婦,息子,病気,初盆,墓参り,名前,死んだ人,門,松明,煙,家,俵,仏壇 |
| 梗概(こうがい) | 昔、ある夫婦に一人息子がいたが、病気で死んで泣き暮らしていた。初盆に墓参りに行き、掃除をしながら息子の名前を呼び、必ず来て姿を見せてくれ、姿が見せられないなら、来ているという証を示してくれと言って帰った。息子が来てからご馳走を作ろうと何もしないで家で待っていた。死んだ人は門の両方の松明の煙に導かれて家に帰ってくる。すでに息子は家の門の前まで来ていたが、俵で作った松明がなかったので、息子は迷ってしまい泣いていた。そこにおじさんが現れて「あなたはなぜ泣いているのか」と聞いた。息子は「親が私を呼んだのに、松明がなくて家に帰れない」と答えた。そこでおじさんが両親のところに行き息子のことを知らせた。両親は慌てて門の両方に松明を燃やした。それから仏壇は賑やかになった。それで八重山では今でも盆の日には松明を燃やす。 |
| 全体の記録時間数 | 5:41 |
| 物語の時間数 | 4:55 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |