亀に助けられた人の話(共通語)

概要

話者の四代前の先祖で、崎山用奉と用成という親子がいて、二人は竹富島で与人(ユンチュ)という役職にあったため石垣と竹富をいったりきたりしていた。石垣島の本家は海岸端にあった。ある日、海岸を歩いていると糸満の人が亀を持っていて殺して売ろうとしていた。亀は泣いていた。可愛そうに思った崎山さんがその亀を金で買い目印に赤い布を首に巻いて海へ放してやると、亀は何度も振り返りながら海へ帰っていった。それからしばらくたって、用奉と用成がいつものように竹富から石垣に渡ろうとしていた。竹富の西の浜から石垣の観音堂までは約一キロメートルほどなのでいつもそのルートで風を頼りに帰っていった。しかし、その日は風が真向かいから吹いてなかなかすすまず、しかも中間地点に来たその時、カジマーイという風まわりが起こり、船は遭難し沈みかけた。すると沈みかけた船が浮き上がり、船の下を見るとたくさんの亀が船を支えていて、その中に首に赤い布を巻いた亀がいた。いつか助けた亀が仲間を集めて二人を救ってくれたのだった。そのことがあってから崎山家では亀の肉は食べない。亀を殺すのを見てはいけない。亀は助けてあげるという決まりができた。

再生時間:4:56

民話詳細DATA

レコード番号 47O340994
CD番号 47O34C075
決定題名 亀に助けられた人の話(共通語)
話者がつけた題名
話者名 崎山用庸
話者名かな さきやまようよう
生年月日 19260113
性別
出身地 沖縄県石垣市字石垣
記録日 19980314
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市石垣 T30 A01
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12,20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 崎山用奉,用成,親子,竹富島,与人,ユンチュ,石垣,糸満,亀,泣いていた,赤い布,海,カジマーイ,遭難,船,救ってくれた
梗概(こうがい) 話者の四代前の先祖で、崎山用奉と用成という親子がいて、二人は竹富島で与人(ユンチュ)という役職にあったため石垣と竹富をいったりきたりしていた。石垣島の本家は海岸端にあった。ある日、海岸を歩いていると糸満の人が亀を持っていて殺して売ろうとしていた。亀は泣いていた。可愛そうに思った崎山さんがその亀を金で買い目印に赤い布を首に巻いて海へ放してやると、亀は何度も振り返りながら海へ帰っていった。それからしばらくたって、用奉と用成がいつものように竹富から石垣に渡ろうとしていた。竹富の西の浜から石垣の観音堂までは約一キロメートルほどなのでいつもそのルートで風を頼りに帰っていった。しかし、その日は風が真向かいから吹いてなかなかすすまず、しかも中間地点に来たその時、カジマーイという風まわりが起こり、船は遭難し沈みかけた。すると沈みかけた船が浮き上がり、船の下を見るとたくさんの亀が船を支えていて、その中に首に赤い布を巻いた亀がいた。いつか助けた亀が仲間を集めて二人を救ってくれたのだった。そのことがあってから崎山家では亀の肉は食べない。亀を殺すのを見てはいけない。亀は助けてあげるという決まりができた。
全体の記録時間数 5:44
物語の時間数 4:56
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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