
ハンナー主は百万長者だった。小高い山があるとそれとハンナー主の稲むら(稲をピラミッド型に積み上げたもの)のどっちが大きいか比べるくらいの金持ちだった。カラ岳の西側にコキリタバルという一町くらいの水田があった。ハンナー主は百姓5.6人に「稲を取って来い」といって取りに行かすと。しばらくして百姓は素面で帰ってきて「全部終わりました」と言ったが、ハンナー主は納得せずもう一度行かせた。しばらくして百姓たちは酔っ払って帰ってきて「全部終わりました」と言ったのでハンナー主は「ご苦労」と言った。それは田んぼの真ん中に酒の入った甕を置いてあったので、最後の中心まで稲を取らなければ酒は見つからないはずだったからである。ハンナー主の葬式のとき屋敷から石城山までの道に白米をまいて、その上を葬式行列させた。その米は雀など鳥たちに食べられて民衆の口にははいらなかった。長田大主の葬式の時にはプーマイ(稲のたば)を家から墓までまいて行かせた。葬式の後、百姓たちはプーマイを拾って家で脱穀して食べることができた。ハンナー主は死んだら絶対世の中に出さないでくれ、洗骨しないでくれということで、棺桶を縄でぐるぐるまいて石城山の穴に流して埋めた。
| レコード番号 | 47O341060 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C081 |
| 決定題名 | ハンナー主と長田大主(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 石垣稔 |
| 話者名かな | いしがきみのる |
| 生年月日 | 19090105 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市字石垣 |
| 記録日 | 19980907 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市石垣 T36 A03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | ハンナー主,百万長者,稲むら,カラ岳,コキリタバルと,百姓,酔っ払って,田んぼの真ん中,酒,甕,葬式,屋敷,石城山,葬式行列,雀,長田大主,プーマイ,墓 |
| 梗概(こうがい) | ハンナー主は百万長者だった。小高い山があるとそれとハンナー主の稲むら(稲をピラミッド型に積み上げたもの)のどっちが大きいか比べるくらいの金持ちだった。カラ岳の西側にコキリタバルという一町くらいの水田があった。ハンナー主は百姓5.6人に「稲を取って来い」といって取りに行かすと。しばらくして百姓は素面で帰ってきて「全部終わりました」と言ったが、ハンナー主は納得せずもう一度行かせた。しばらくして百姓たちは酔っ払って帰ってきて「全部終わりました」と言ったのでハンナー主は「ご苦労」と言った。それは田んぼの真ん中に酒の入った甕を置いてあったので、最後の中心まで稲を取らなければ酒は見つからないはずだったからである。ハンナー主の葬式のとき屋敷から石城山までの道に白米をまいて、その上を葬式行列させた。その米は雀など鳥たちに食べられて民衆の口にははいらなかった。長田大主の葬式の時にはプーマイ(稲のたば)を家から墓までまいて行かせた。葬式の後、百姓たちはプーマイを拾って家で脱穀して食べることができた。ハンナー主は死んだら絶対世の中に出さないでくれ、洗骨しないでくれということで、棺桶を縄でぐるぐるまいて石城山の穴に流して埋めた。 |
| 全体の記録時間数 | 11:33 |
| 物語の時間数 | 11:14 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |