
うちの石垣屋(いしゃなぎやー)の先祖は、波照間(はてるま)の方からここへ来て、それでソーソー真井戸(ま か ー)て言うて井戸の近くで暮らしており、東の家の下男をしておったそうだ。当時は首里王府は瓦葺きは許さなかったからみんな茅葺きだった。しかしその奉公してる家は瓦葺きでしてあったって。それを首里王府から家の検査があることになったから、「家の瓦葺きどうするか。」と言うと、あの人が、「いやあ、心配せんでいい。」と人が居ないうちにね、この後ろにツンナー井戸って言って井戸があるんだが、そこの辺りは山になっておってそこにはキャーギて言うイヌマキの密林があったらしいさ。向こうから枯れ木を一晩のうちに切ってきて、ずっと上に枯れ木みたいにして屋根の上からこうやって、結んでそしてちょっと村外れのナーマ原(ばる)から、茅を刈ってきて、苫を作って屋根の上に被せたから前から見ると茅葺きになるんですね。それでようやく、その検査を免れたと言う。その知恵を使ったのがピトゥーニいう名前の石垣屋という僕の先祖の話なのよ。その人がね、家は僕の本家で、独立した当時、ここを自分の屋敷だと言うふうにして石垣で積んで回してこれ石垣屋の屋敷だと言うふうに言われたと言う話も聞いてるさ。
| レコード番号 | 47O341017 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C077 |
| 決定題名 | 石垣家の先祖(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 石垣稔 |
| 話者名かな | いしがきみのる |
| 生年月日 | 19090105 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市字石垣 |
| 記録日 | 19980314 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市石垣 T32 A02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 石垣屋,いしゃなぎやー,先祖,波照間,ソーソー真井戸,首里王府,瓦葺き,茅葺き,ツンナー井戸,キャーギ,イヌマキ,密林,ナーマ原,茅,苫,知恵,ピトゥーニ |
| 梗概(こうがい) | うちの石垣屋(いしゃなぎやー)の先祖は、波照間(はてるま)の方からここへ来て、それでソーソー真井戸(ま か ー)て言うて井戸の近くで暮らしており、東の家の下男をしておったそうだ。当時は首里王府は瓦葺きは許さなかったからみんな茅葺きだった。しかしその奉公してる家は瓦葺きでしてあったって。それを首里王府から家の検査があることになったから、「家の瓦葺きどうするか。」と言うと、あの人が、「いやあ、心配せんでいい。」と人が居ないうちにね、この後ろにツンナー井戸って言って井戸があるんだが、そこの辺りは山になっておってそこにはキャーギて言うイヌマキの密林があったらしいさ。向こうから枯れ木を一晩のうちに切ってきて、ずっと上に枯れ木みたいにして屋根の上からこうやって、結んでそしてちょっと村外れのナーマ原(ばる)から、茅を刈ってきて、苫を作って屋根の上に被せたから前から見ると茅葺きになるんですね。それでようやく、その検査を免れたと言う。その知恵を使ったのがピトゥーニいう名前の石垣屋という僕の先祖の話なのよ。その人がね、家は僕の本家で、独立した当時、ここを自分の屋敷だと言うふうにして石垣で積んで回してこれ石垣屋の屋敷だと言うふうに言われたと言う話も聞いてるさ。 |
| 全体の記録時間数 | 6:35 |
| 物語の時間数 | 6:05 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |