仲筋ヌベーマ(共通語)

概要

昔は上納は男は米で、女は布をもって織って納めるのが法式になってるさ。竹富の女の連中は、苧麻(ちょま)を切ってって皮を剥いで、作った糸を麻(ぶう)と言うんですよね。この苧麻(ちょま)はパナリの新城島にあるものも、竹富島とあるものと同じだが新城島のものの方が質が良くて、きれいな糸ができるし、はぎれを作っても非常に伸びると言うことを竹富の女連中が話すのを竹富島の役人が聞いたもんだから、竹富島の役人は新城島の役人に、「新城島には非常に優れた麻があると言うことですが、新城島からその麻を持ってきて移植してね、繁殖させていこうと思うんだけど、これを少し分けて下さい。お願いできますか。」とお願いしたらね、新城島の役人は、ちょうど幸いだと思ってね、「それはいい案だ。それなら、私も希望はあるから私の希望も聞いてくれ。竹富島には非常にきれいな女の子がおるから、その女の子を私の世話役として自分のところにね送ってくれ。その女の子とこの島の麻を交換しよう。」と、この新城の役人が言ったから、竹富島の役人も、「いいでしょう。」と両方の役人同士の話し合いで話をつけて、新城からは苧麻をもらってきて、竹富から女の子をあげたらしいんです。これが仲筋(なかすじ)のクヤマと言う娘ですね。その歌が「仲筋のヌベーマ」と言う歌なんですよね。だけどこのヌベーマと言うきれいな娘も、「嫌だけど上様の命令で自分は犠牲になっても、みなさんがいい麻が手に入るならしかたがない。」と言うことで、新城島に行って役人の世話役にしたんだと。

再生時間:5:27

民話詳細DATA

レコード番号 47O341009
CD番号 47O34C076
決定題名 仲筋ヌベーマ(共通語)
話者がつけた題名
話者名 玉代勢長伝
話者名かな たまよせちょうでん
生年月日 19171028
性別
出身地 沖縄県石垣市字石垣
記録日 19980314
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市石垣 T31 A06
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 上納,男,米,女,布,竹富,苧麻,麻,パナリ,新城島,質が良く,役人,移植,繁殖,希望,世話役,仲筋,クヤマ,歌,仲筋のヌベーマ,命令,犠牲
梗概(こうがい) 昔は上納は男は米で、女は布をもって織って納めるのが法式になってるさ。竹富の女の連中は、苧麻(ちょま)を切ってって皮を剥いで、作った糸を麻(ぶう)と言うんですよね。この苧麻(ちょま)はパナリの新城島にあるものも、竹富島とあるものと同じだが新城島のものの方が質が良くて、きれいな糸ができるし、はぎれを作っても非常に伸びると言うことを竹富の女連中が話すのを竹富島の役人が聞いたもんだから、竹富島の役人は新城島の役人に、「新城島には非常に優れた麻があると言うことですが、新城島からその麻を持ってきて移植してね、繁殖させていこうと思うんだけど、これを少し分けて下さい。お願いできますか。」とお願いしたらね、新城島の役人は、ちょうど幸いだと思ってね、「それはいい案だ。それなら、私も希望はあるから私の希望も聞いてくれ。竹富島には非常にきれいな女の子がおるから、その女の子を私の世話役として自分のところにね送ってくれ。その女の子とこの島の麻を交換しよう。」と、この新城の役人が言ったから、竹富島の役人も、「いいでしょう。」と両方の役人同士の話し合いで話をつけて、新城からは苧麻をもらってきて、竹富から女の子をあげたらしいんです。これが仲筋(なかすじ)のクヤマと言う娘ですね。その歌が「仲筋のヌベーマ」と言う歌なんですよね。だけどこのヌベーマと言うきれいな娘も、「嫌だけど上様の命令で自分は犠牲になっても、みなさんがいい麻が手に入るならしかたがない。」と言うことで、新城島に行って役人の世話役にしたんだと。
全体の記録時間数 5:34
物語の時間数 5:27
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP