
昔、琉球は薩摩から、沖縄を征服させる意味でありましたでしょうか、ニシムイグユウ、それから、ウ
ードゥイノタマゴグユウ(雄鶏の卵)、また、フェージナー、灰の綱ですね、灰の綱を持ってこいと。そういうことがあ
りましたので、もうあのときのお父さんはもう、城(グシク)の上の係り官で、ありまして、そしてもうお
父さんはどうしてこんなにニシムイが持っていけるわけでもない。雄鶏の卵もない。また、灰で縄をなっ
てこいと。そういうこともないが、どうしたらいいかなと、もう頭に手を何してもうそれを心配されておる
ところ、「お父さん、なんであんなに心配されるか。」と、そういうふうに話しましたら、「お前がそれ聞
いて何がわかるか。」と。「いやー、何でもいいから聞かしてください。」と。お願いしたら、こんなこん
なことがある。「(聞き取り不能)ワーガサデディーサ。」と。こういうこと言ったと。「(聞き取り不能
)。」と言って叱られ、「いや私がやってきます。」といって、それから首里城に薩摩から来ておられるか
ら、行って、何したら、最初に、「お父さんが病気で私が代理で参りました。」と言ったら、「お父さんが
お産もよおして、私が参りました。」と。「馬鹿、男がお産ももよおすということあるか。」とこんなこと言わ
れたらしい。「それじゃあ雄鶏の卵と言うものがありますか。」て。こういうことに返されまして、これは
もうこれで済んだらしいですね。それからもう一つ。また、「灰、灰綱を持ってこい。」と、そういうこと
言ったら、なってある縄をこう焼いて綺麗にもうね、ぬいたら、「これ、これ灰綱であります。」と、これ
あげて、これもそれで済みました。それで、三番目にはニシムイヲグユウと。「あんな大きな西森(ニシム
イ)を持ってくるということはこれもうじゃ、沖縄にはあんな船はありませんから、あの西森(ニシムイ)
を乗せる船を薩摩から送ってください。」とそういうことを言われたもんで、薩摩もこれに困って、あれを
積む船が薩摩にもないんだから、そうそれで、三、三つしたら、今度は、「これこんな者生きてはえー、生
かしてはいかない。」今度は、「もうこれでもう済みましたね。」って帰っているときにちゃんとすぐ準備
してね、門の外にすぐ槍をこう両方から突くわけ。立っておったって。その両方からこう槍をまた捕まえて
、すぐ飛んで家に帰ったって。
| レコード番号 | 47O160318 |
|---|---|
| CD番号 | 47O16C017 |
| 決定題名 | モーイ親方 難題型(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 浦添山戸 |
| 話者名かな | うらそえやまと |
| 生年月日 | 18970218 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 浦添市沢岻 |
| 記録日 | 19760803 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | T9 大川3 B-07 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 13 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 母親から聞いた。 |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | モーイ親方,難題,薩摩 |
| 梗概(こうがい) | 昔、琉球は薩摩から、沖縄を征服させる意味でありましたでしょうか、ニシムイグユウ、それから、ウ ードゥイノタマゴグユウ(雄鶏の卵)、また、フェージナー、灰の綱ですね、灰の綱を持ってこいと。そういうことがあ りましたので、もうあのときのお父さんはもう、城(グシク)の上の係り官で、ありまして、そしてもうお 父さんはどうしてこんなにニシムイが持っていけるわけでもない。雄鶏の卵もない。また、灰で縄をなっ てこいと。そういうこともないが、どうしたらいいかなと、もう頭に手を何してもうそれを心配されておる ところ、「お父さん、なんであんなに心配されるか。」と、そういうふうに話しましたら、「お前がそれ聞 いて何がわかるか。」と。「いやー、何でもいいから聞かしてください。」と。お願いしたら、こんなこん なことがある。「(聞き取り不能)ワーガサデディーサ。」と。こういうこと言ったと。「(聞き取り不能 )。」と言って叱られ、「いや私がやってきます。」といって、それから首里城に薩摩から来ておられるか ら、行って、何したら、最初に、「お父さんが病気で私が代理で参りました。」と言ったら、「お父さんが お産もよおして、私が参りました。」と。「馬鹿、男がお産ももよおすということあるか。」とこんなこと言わ れたらしい。「それじゃあ雄鶏の卵と言うものがありますか。」て。こういうことに返されまして、これは もうこれで済んだらしいですね。それからもう一つ。また、「灰、灰綱を持ってこい。」と、そういうこと 言ったら、なってある縄をこう焼いて綺麗にもうね、ぬいたら、「これ、これ灰綱であります。」と、これ あげて、これもそれで済みました。それで、三番目にはニシムイヲグユウと。「あんな大きな西森(ニシム イ)を持ってくるということはこれもうじゃ、沖縄にはあんな船はありませんから、あの西森(ニシムイ) を乗せる船を薩摩から送ってください。」とそういうことを言われたもんで、薩摩もこれに困って、あれを 積む船が薩摩にもないんだから、そうそれで、三、三つしたら、今度は、「これこんな者生きてはえー、生 かしてはいかない。」今度は、「もうこれでもう済みましたね。」って帰っているときにちゃんとすぐ準備 してね、門の外にすぐ槍をこう両方から突くわけ。立っておったって。その両方からこう槍をまた捕まえて 、すぐ飛んで家に帰ったって。 |
| 全体の記録時間数 | 3:32 |
| 物語の時間数 | 3:22 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |