大歳の客(共通語)

概要

 昔あるところに、お爺さんとお婆さんと、とっても貧しい暮らしをしている、二人がおりましたが、お
正月、お正月、年の夜、三十一日の晩、何(なん)にも食べる物も無くてとっても困って、どうしてこの年
越しをしようかと思って、悩んでいるところに、旅人が見えて、今晩一晩宿を貸してくれと言うもんで、お
爺さんお婆さんは、「いや、こんな汚い家に何(なん)にも食べる物もありませんから、お受けすることは
出来ません。」ということ、お断りしましたら、あの旅人は、「いえ、何(なん)にもいりませんから一晩
の宿だけ貸しくださればいいです。」ということで、「それじゃあ、お泊りなってください。」と言って、
泊めたそうです。そうしたところが、その泊まった方(かた)、朝起きて見たらもういらっしゃらないで、
不思議に、「あの泊まった方はどこに行かれたんでしょうか。」と思って、あのお爺さんお婆さんなんかは
とっても気になって探しましたが、見えなくて、後で探せなくて座っておったら、こっちに何か置かれてお
りましたんで、「これ何(なん)でしょう。」と言って開けてみたら、こっちに色々な物を置かれたもんで
すから、「これは昨夜(ゆうべ)の方が置いて行かれたんでしょうかね。」と思って開たら、とてもいい物
ばっかしあったもんで、それでお正月を立派に迎えたという話を聞いて。

再生時間:1:42

民話詳細DATA

レコード番号 47O160303
CD番号 47O16C017
決定題名 大歳の客(共通語)
話者がつけた題名 火正月
話者名 前盛タマ
話者名かな まえもりたま
生年月日 19040826
性別
出身地
記録日 19760803
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 T9 大川3 A-11
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情 子どものころ、父や母に聞いた。
文字化資料
キーワード 大みそか,貧乏,火正月,旅人
梗概(こうがい)  昔あるところに、お爺さんとお婆さんと、とっても貧しい暮らしをしている、二人がおりましたが、お 正月、お正月、年の夜、三十一日の晩、何(なん)にも食べる物も無くてとっても困って、どうしてこの年 越しをしようかと思って、悩んでいるところに、旅人が見えて、今晩一晩宿を貸してくれと言うもんで、お 爺さんお婆さんは、「いや、こんな汚い家に何(なん)にも食べる物もありませんから、お受けすることは 出来ません。」ということ、お断りしましたら、あの旅人は、「いえ、何(なん)にもいりませんから一晩 の宿だけ貸しくださればいいです。」ということで、「それじゃあ、お泊りなってください。」と言って、 泊めたそうです。そうしたところが、その泊まった方(かた)、朝起きて見たらもういらっしゃらないで、 不思議に、「あの泊まった方はどこに行かれたんでしょうか。」と思って、あのお爺さんお婆さんなんかは とっても気になって探しましたが、見えなくて、後で探せなくて座っておったら、こっちに何か置かれてお りましたんで、「これ何(なん)でしょう。」と言って開けてみたら、こっちに色々な物を置かれたもんで すから、「これは昨夜(ゆうべ)の方が置いて行かれたんでしょうかね。」と思って開たら、とてもいい物 ばっかしあったもんで、それでお正月を立派に迎えたという話を聞いて。
全体の記録時間数 1:58
物語の時間数 1:42
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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