明和8年の津波(シマグチ)

概要

八重山石垣市の明和8年の津波について一言、昔からの言い伝えをお知らせいたします。石垣市字大川、仲桝(なかます)家のクヮンソが非常に神の信心にある方(かた)で、大石垣御嶽(おおいしがきうたき)を信じておられたところ、神の謳いで、「津波が来るから用心しなさい。」ということになって、その仲桝家のクヮンソがそれを予言したところが、当時の役所の偉い方々、「これは大変だ。」と言って、住民にみな避難を呼びかけたところが、あいにく予言があたらなくて、とうとう、「君は、世間を騒がした。」という罪で牢屋に込められ、最終の罪は島流しということになったそうです。それで島流し先が竹富町の小浜島という島であったということを聞いております。で、牢屋から出されて、島流しに行く前に、役人に、「大石垣御嶽の神の前に手をあげさせてくれ。」という嘆願をしたところ、役人はそれを聞き受けてもらったので手をあげておるうちに、さらに神の予言が、「君の行く島、港を祈祷しておきなさい。」という知らせであったらしいです。それで、その仲桝のクヮンソは小浜島に渡って、神のおっしゃるとおり、港を祈祷しておるうちに、間もなく明和八年の津波が押し寄せてきて、石垣島は全滅的に壊滅してしまっておるんですが、小浜島には神の予言どおり祈祷したため小浜島には無難だったという話があります。

再生時間:2:35

民話詳細DATA

レコード番号 47O160295
CD番号 47O16C017
決定題名 明和8年の津波(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 松原秀清
話者名かな まつばらきよひで
生年月日 19040505
性別
出身地
記録日 19760803
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 T9 大川3 A-03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 明和8年,八重山石垣市,津波
梗概(こうがい) 八重山石垣市の明和8年の津波について一言、昔からの言い伝えをお知らせいたします。石垣市字大川、仲桝(なかます)家のクヮンソが非常に神の信心にある方(かた)で、大石垣御嶽(おおいしがきうたき)を信じておられたところ、神の謳いで、「津波が来るから用心しなさい。」ということになって、その仲桝家のクヮンソがそれを予言したところが、当時の役所の偉い方々、「これは大変だ。」と言って、住民にみな避難を呼びかけたところが、あいにく予言があたらなくて、とうとう、「君は、世間を騒がした。」という罪で牢屋に込められ、最終の罪は島流しということになったそうです。それで島流し先が竹富町の小浜島という島であったということを聞いております。で、牢屋から出されて、島流しに行く前に、役人に、「大石垣御嶽の神の前に手をあげさせてくれ。」という嘆願をしたところ、役人はそれを聞き受けてもらったので手をあげておるうちに、さらに神の予言が、「君の行く島、港を祈祷しておきなさい。」という知らせであったらしいです。それで、その仲桝のクヮンソは小浜島に渡って、神のおっしゃるとおり、港を祈祷しておるうちに、間もなく明和八年の津波が押し寄せてきて、石垣島は全滅的に壊滅してしまっておるんですが、小浜島には神の予言どおり祈祷したため小浜島には無難だったという話があります。 ・
全体の記録時間数 3:22
物語の時間数 2:35
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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