
あるところに、兄弟二人がおりまして、その兄弟が自分の兄弟はも、いつも仲が悪くて喧嘩をし、月に
二、三回は必ず喧嘩をしておったらしい。また別に自分の友達友人とは非常に会ってもよくても一緒に心も
一つに、な気持ちになる友達がおったらしいで、その二人の心をちょっと試してみよう。自分は自分の兄弟
とが一緒にもう付き合いしとくのがいいか、また友達と一緒に行くのがいいかと、ちょっとこっちの心を試
そうということでこの人はもう鉄砲持ちでもう(聞き取り不能)猪を撃ちにもう毎晩行っておる人である。
夜もう猪を撃ちに行こうと行ったところが、もう大きな猪がもう撃たれたわけです。そして、「はあ、これ
はもう一人では持てないな。もう、二人か三名でが持てる。」と言って、この人はこの猪は現場に置いて、
家を、家に帰って来てもうこれ始めは友達から、「はあ、自分はもう、のだ、もう、人がやるべきものじゃ
ないことをやった。悪いことをやったから、まず聞いて御覧なさい。」と言って話したところが、これはも
う本当は猪だが友達には、「もう人を間違って撃ったよ。」と言った。もう嘘をついて言うたわけですね。
心を試すために、もうだからしてこの友達は、「はあ、もう、そんなことだったらもうあなたとはもう絶対
自分は友達はしない。もうあなたと一緒にもうこれを片付けに行ったならば自分も金網に入るし、こんなこ
とをもう絶対もう今からもう友達もしない。もう今日限りもうあなたは抜けましょうな。」と言うたから、
この本人は、「そうか、もうあなたはもう今まではあっても一緒なくても一緒といって付合いして来たのに
、もう、こういうことがあったから私が当たったからして、今からもう絶対付き合いなってきたのが、散々
もういい。」と言って、もう帰ってきて、今はまた兄弟のところに行って、兄弟のその夜だからして、「起
きなさい、起きなさい。」と言って合図をして起こして、「こういうこういうなことは自分はもう間違いし
てないよ。もうししという、もう撃ったところが猪人に、人になってない。もう大変してない。だから一緒
に行ってこれをもう片付けよう。」と言うたからおと、兄弟は、「何あなたはもう人を撃った。恥だ。もう
自分の兄弟がもういじめてそういう間違いをやったのか。惜しいね。」と言ってもう残念に思って、「それ
じゃあ、もう兄弟は兄弟になる。人は人になるということもあるから、さあ、一緒に行って、もう(聞き取
り不能)人に聞かれないようにその今日の夜中の内に行って片付けよう。」と言って、一緒にもう行こうと
言って、一緒に行ったわけさね。行ったからしてもう行って一緒にあの現場に行って、見るともう明かりも
して、松明をつけて、もうししを獲れる撃ってと、あるところに行ったならば、もう、兄弟が行ったならば
もう、猪、もう大きい猪、「何、もうあなたは嘘をついていたね、もう(聞き取り不能)猪であるのに、な
んで人間を撃ったと言ってそんなに嘘ついたか。」姉、弟、兄弟に、「実は私はあなたとはいつももう喧嘩
ばかしやって、もうあなたの心はもうどんなにあるか、もうあなたと一緒にもういつまでも仲良くしていこ
うと言うても、今までは、とう喧嘩同士だからもうどうあなたは心を持っておるか、また、友達はどう思っ
ておるかというて、心を試すために私は実はそう言うたよ。」と言って、もう、「友達はもう今日限り私と
今晩限りもう別れてないから、今からはもうあな、あなたは、今までは喧嘩をした。しても、私ともう心を
(聞き取り不能)ら自分もどうしてもこの手では仲良くなれないということで、もうこういう心を試したか
ら、さあもう今からはもう立派に、兄弟は兄弟、人は人といわれ、ことは言われておるから、もう睦ましく
なっていこうね。」と言うてきて、もう家へ帰って来て、このししをその日はもう非常にもうご馳走してお
祝いしたという昔話です。格言、「兄弟はもういくら喧嘩しても、もう血の出るくらいやっても、喧嘩して
も、あとはもう兄弟は兄弟になる。それで、兄弟の中に吹く風はない」
| レコード番号 | 47O160175 |
|---|---|
| CD番号 | 47O16C010 |
| 決定題名 | 兄弟の仲直り(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 黒島善周 |
| 話者名かな | くろしまぜんしゅう |
| 生年月日 | 18990223 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | - |
| 記録日 | 19750805 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | T03 登野城3 B-03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 日本昔話通観第26巻 P239 八重山諸島民話集P83 |
| キーワード | 兄弟,猪 |
| 梗概(こうがい) | あるところに、兄弟二人がおりまして、その兄弟が自分の兄弟はも、いつも仲が悪くて喧嘩をし、月に 二、三回は必ず喧嘩をしておったらしい。また別に自分の友達友人とは非常に会ってもよくても一緒に心も 一つに、な気持ちになる友達がおったらしいで、その二人の心をちょっと試してみよう。自分は自分の兄弟 とが一緒にもう付き合いしとくのがいいか、また友達と一緒に行くのがいいかと、ちょっとこっちの心を試 そうということでこの人はもう鉄砲持ちでもう(聞き取り不能)猪を撃ちにもう毎晩行っておる人である。 夜もう猪を撃ちに行こうと行ったところが、もう大きな猪がもう撃たれたわけです。そして、「はあ、これ はもう一人では持てないな。もう、二人か三名でが持てる。」と言って、この人はこの猪は現場に置いて、 家を、家に帰って来てもうこれ始めは友達から、「はあ、自分はもう、のだ、もう、人がやるべきものじゃ ないことをやった。悪いことをやったから、まず聞いて御覧なさい。」と言って話したところが、これはも う本当は猪だが友達には、「もう人を間違って撃ったよ。」と言った。もう嘘をついて言うたわけですね。 心を試すために、もうだからしてこの友達は、「はあ、もう、そんなことだったらもうあなたとはもう絶対 自分は友達はしない。もうあなたと一緒にもうこれを片付けに行ったならば自分も金網に入るし、こんなこ とをもう絶対もう今からもう友達もしない。もう今日限りもうあなたは抜けましょうな。」と言うたから、 この本人は、「そうか、もうあなたはもう今まではあっても一緒なくても一緒といって付合いして来たのに 、もう、こういうことがあったから私が当たったからして、今からもう絶対付き合いなってきたのが、散々 もういい。」と言って、もう帰ってきて、今はまた兄弟のところに行って、兄弟のその夜だからして、「起 きなさい、起きなさい。」と言って合図をして起こして、「こういうこういうなことは自分はもう間違いし てないよ。もうししという、もう撃ったところが猪人に、人になってない。もう大変してない。だから一緒 に行ってこれをもう片付けよう。」と言うたからおと、兄弟は、「何あなたはもう人を撃った。恥だ。もう 自分の兄弟がもういじめてそういう間違いをやったのか。惜しいね。」と言ってもう残念に思って、「それ じゃあ、もう兄弟は兄弟になる。人は人になるということもあるから、さあ、一緒に行って、もう(聞き取 り不能)人に聞かれないようにその今日の夜中の内に行って片付けよう。」と言って、一緒にもう行こうと 言って、一緒に行ったわけさね。行ったからしてもう行って一緒にあの現場に行って、見るともう明かりも して、松明をつけて、もうししを獲れる撃ってと、あるところに行ったならば、もう、兄弟が行ったならば もう、猪、もう大きい猪、「何、もうあなたは嘘をついていたね、もう(聞き取り不能)猪であるのに、な んで人間を撃ったと言ってそんなに嘘ついたか。」姉、弟、兄弟に、「実は私はあなたとはいつももう喧嘩 ばかしやって、もうあなたの心はもうどんなにあるか、もうあなたと一緒にもういつまでも仲良くしていこ うと言うても、今までは、とう喧嘩同士だからもうどうあなたは心を持っておるか、また、友達はどう思っ ておるかというて、心を試すために私は実はそう言うたよ。」と言って、もう、「友達はもう今日限り私と 今晩限りもう別れてないから、今からはもうあな、あなたは、今までは喧嘩をした。しても、私ともう心を (聞き取り不能)ら自分もどうしてもこの手では仲良くなれないということで、もうこういう心を試したか ら、さあもう今からはもう立派に、兄弟は兄弟、人は人といわれ、ことは言われておるから、もう睦ましく なっていこうね。」と言うてきて、もう家へ帰って来て、このししをその日はもう非常にもうご馳走してお 祝いしたという昔話です。格言、「兄弟はもういくら喧嘩しても、もう血の出るくらいやっても、喧嘩して も、あとはもう兄弟は兄弟になる。それで、兄弟の中に吹く風はない」 |
| 全体の記録時間数 | 4:58 |
| 物語の時間数 | 4:06 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |