宝較べ(方言)

概要

 宝よりはですね子宝が大事だという話。これは、その話の、元はある大変きんまんがおりまして、酒屋
を経営しておったと。その酒屋は、(聞き取り不能)豪華の家で、二階建てでそしてそこの、主は綺麗な奥
さんが、おつなぎして子供が生まれなかったと。そしてその下男に大変また隣の貧しい夫婦がおって、そこ
に毎日朝夕(聞き取り不能)ておったんですね。ある日のことその夫婦で男は荷車にいろんなそこの酒屋の
米や粟を積んでその前の道路を、通っておるときにそのそこで一服、一休みしようというてですねえー、足
を夫婦で足を拭きながら二階をこう、「ああきついなあ。」と言うてちょっと二階を覗いたところが、その
綺麗な若奥さんは、「自分の子供もおらない。子供もおらない上にその男が浮気者で、主人が浮気者で、あ
っちこっち毎日悩んでおる。」と手を組みながら下を眺めておるときにそこの下男は、夫は上から前から鉢
巻して荷車引いておると奥さんは、後ろから後押しおるというような格好見て、「ああ、何も金も宝もいら
ない。こういう夫婦が仲良く暮らせれば一番最高だな。」と言ってこの下の貧しい夫婦の労働ぶりをうらや
ましくしておると。と、またその下の貧乏の夫婦はこう足を拭きながら上を見たときに、綺麗なお化粧でも
してから下を眺めてるこの奥さんなんかの格好を見て、「はあ、うらやましいなあ。子供なんか要らない。
こういうふうにお金も人も使って朝から晩まで綺麗な服装をして座っておればいいなあ。」と両方がうらや
ましくしてあった。おったと。だから必ずしもお金を持ち、綺麗な家を作るから幸福ではないと。今度は、
貧乏だから、この不幸だということはないと、お互いはこの生活の暮らしを家庭の持ち方によって人間の幸
福は決まるんだというような話を聞きました。

再生時間:1:27

民話詳細DATA

レコード番号 47O160174
CD番号 47O16C010
決定題名 宝較べ(方言)
話者がつけた題名 子は宝
話者名 上地忠雄
話者名かな うえちただお
生年月日 19001111
性別
出身地
記録日 19750805
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 T03 登野城3 B-02
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 30
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 子宝
梗概(こうがい)  宝よりはですね子宝が大事だという話。これは、その話の、元はある大変きんまんがおりまして、酒屋 を経営しておったと。その酒屋は、(聞き取り不能)豪華の家で、二階建てでそしてそこの、主は綺麗な奥 さんが、おつなぎして子供が生まれなかったと。そしてその下男に大変また隣の貧しい夫婦がおって、そこ に毎日朝夕(聞き取り不能)ておったんですね。ある日のことその夫婦で男は荷車にいろんなそこの酒屋の 米や粟を積んでその前の道路を、通っておるときにそのそこで一服、一休みしようというてですねえー、足 を夫婦で足を拭きながら二階をこう、「ああきついなあ。」と言うてちょっと二階を覗いたところが、その 綺麗な若奥さんは、「自分の子供もおらない。子供もおらない上にその男が浮気者で、主人が浮気者で、あ っちこっち毎日悩んでおる。」と手を組みながら下を眺めておるときにそこの下男は、夫は上から前から鉢 巻して荷車引いておると奥さんは、後ろから後押しおるというような格好見て、「ああ、何も金も宝もいら ない。こういう夫婦が仲良く暮らせれば一番最高だな。」と言ってこの下の貧しい夫婦の労働ぶりをうらや ましくしておると。と、またその下の貧乏の夫婦はこう足を拭きながら上を見たときに、綺麗なお化粧でも してから下を眺めてるこの奥さんなんかの格好を見て、「はあ、うらやましいなあ。子供なんか要らない。 こういうふうにお金も人も使って朝から晩まで綺麗な服装をして座っておればいいなあ。」と両方がうらや ましくしてあった。おったと。だから必ずしもお金を持ち、綺麗な家を作るから幸福ではないと。今度は、 貧乏だから、この不幸だということはないと、お互いはこの生活の暮らしを家庭の持ち方によって人間の幸 福は決まるんだというような話を聞きました。
全体の記録時間数 1:41
物語の時間数 1:27
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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