
美人がいらっしゃったそうです。そしてその美人はね、この石油缶の一斗缶があるでしょ。これに石油
をね、一合、二合とか計って売りに回って担いで、後前担いで歩いた方が、歩かれた方があったそうですよ
。それでね、人からね、「この家には美人がいらっしゃる。」という話を聞いてね、必ずこの美人はまた夜
昼ね、蚊帳をこう引いて、蚊帳の中でこう人にも見られんようによ、朝は毎日繋いでいらっしゃったそうで
すって。それでね、「必ずこの人から聞いているこの美人をいっぺん見てみないといかない。」と思うてね
、そこに石油を売っていらっしゃる方が、まあ(聞き取り不能)ていらっしゃったわけですよね。ところが
いっぺん見つかったそうですよ。それでこの人はもう人に見られたからいうてよ、自分が繋いでいらっしゃ
った麻ですね、麻をずーっと引っ張ってね、麻をずーっとこう引っ張ってね、行かれたそうですって。そん
であの(聞き取り不能)ガマの中に入られたそうですって。それを今ちょっとお父さんのこと今最初が本当
だったけど、今、後なってますけどね、お父さんがね、支那の方にね、何か用事で行かれたそうです。そし
て女の子にね、二人女の子がおったそうですよ。だから、「あんたはね、お父さんの帰りのお土産は何が欲
しいか。」と聞かれたそうです。この神になられた方、「うちは鏡が欲しい。」ってね、注文されたそうで
すよ。ほいで帰りはもうこの鏡を持って家にね、来られたそうですけどいらしたらもうこの女はもういらっ
しゃらんて。子供はね、美人はよ、聞いたらよ。「こうこうして行った。」って、だからもうあそこまで行
ってね、「こらあんたどうしてね、お父さんにあんな鏡が欲しいって言ったからよ、土産持ってきたのに、
あのあんた帰ってくるまでおらんか。」って言って、持って行って鏡よ、乗せたところが体はもうみんな見
えなくてただ手だけね、こうしてこの手にこの鏡を置きなさったそうですってね。それでこの麻を繋いだず
ーっと行ったでしょ。両方の草はもうみんな青々としておった草がね、全部枯れてしまってね。この八重山
でも沖縄でもこれ使ってらっしゃるんですよ。フス、フスマンギーって言ってよ。あのお祝い花ですな。い
いことのお祝い花それに今使ってらっしゃる話もあるんですよ。これはもう本当に沖縄にあったことだそう
ですよ。
| レコード番号 | 47O160118 |
|---|---|
| CD番号 | 47O16C007 |
| 決定題名 | 普天間権現由来(方言) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 新城イツ |
| 話者名かな | しんじょういつ |
| 生年月日 | 19000403 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 登野城 |
| 記録日 | 19750805 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | T01 登野城1 B-05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | ,美人,石油売,蚊帳の中で糸を繋,ガマの中,鏡,草が枯れる,フスマンギー,お祝い花 |
| 梗概(こうがい) | 美人がいらっしゃったそうです。そしてその美人はね、この石油缶の一斗缶があるでしょ。これに石油 をね、一合、二合とか計って売りに回って担いで、後前担いで歩いた方が、歩かれた方があったそうですよ 。それでね、人からね、「この家には美人がいらっしゃる。」という話を聞いてね、必ずこの美人はまた夜 昼ね、蚊帳をこう引いて、蚊帳の中でこう人にも見られんようによ、朝は毎日繋いでいらっしゃったそうで すって。それでね、「必ずこの人から聞いているこの美人をいっぺん見てみないといかない。」と思うてね 、そこに石油を売っていらっしゃる方が、まあ(聞き取り不能)ていらっしゃったわけですよね。ところが いっぺん見つかったそうですよ。それでこの人はもう人に見られたからいうてよ、自分が繋いでいらっしゃ った麻ですね、麻をずーっと引っ張ってね、麻をずーっとこう引っ張ってね、行かれたそうですって。そん であの(聞き取り不能)ガマの中に入られたそうですって。それを今ちょっとお父さんのこと今最初が本当 だったけど、今、後なってますけどね、お父さんがね、支那の方にね、何か用事で行かれたそうです。そし て女の子にね、二人女の子がおったそうですよ。だから、「あんたはね、お父さんの帰りのお土産は何が欲 しいか。」と聞かれたそうです。この神になられた方、「うちは鏡が欲しい。」ってね、注文されたそうで すよ。ほいで帰りはもうこの鏡を持って家にね、来られたそうですけどいらしたらもうこの女はもういらっ しゃらんて。子供はね、美人はよ、聞いたらよ。「こうこうして行った。」って、だからもうあそこまで行 ってね、「こらあんたどうしてね、お父さんにあんな鏡が欲しいって言ったからよ、土産持ってきたのに、 あのあんた帰ってくるまでおらんか。」って言って、持って行って鏡よ、乗せたところが体はもうみんな見 えなくてただ手だけね、こうしてこの手にこの鏡を置きなさったそうですってね。それでこの麻を繋いだず ーっと行ったでしょ。両方の草はもうみんな青々としておった草がね、全部枯れてしまってね。この八重山 でも沖縄でもこれ使ってらっしゃるんですよ。フス、フスマンギーって言ってよ。あのお祝い花ですな。い いことのお祝い花それに今使ってらっしゃる話もあるんですよ。これはもう本当に沖縄にあったことだそう ですよ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:10 |
| 物語の時間数 | 4:49 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |