幸地玉金と崎原御嶽 (共通語)

概要

大浜村の崎原公園にある鍛冶屋はね、昔島の男たちが船に乗って九州まで行ってね、坊津(ぼうのつ)に行ったらね、白い髭を生やした年寄りに会って、「お前たちはどこから来たか。」と聞かれた。「実は石垣から来た。」と答えると、「何で来よった。」と言うから、「農具を買いにきた。」と言うと、「そうか、じゃあね、世話してあげよう。」と言うわけでね、農具を箱に詰めてですね、「この音のする方向に船を進めたら無事に帰り着くからそうせい。」と言って、「この箱は開けるなよ。」と言うから、「はい、開けません。」と約束して出たんだけどね、結局外海に出たら、どうも不思議でたまらんから箱を開けてみたら煙が出たと。それでいったん元のところに引き戻されたら、また老人が現れてね、「お前たちはどうしたか。」と言うから、「実はこういうことで本当に不思議なもんだから開けた。」と言ったら、「だから言ったじゃないか。開けたらいかないんだと。」と言って、もういっぺんまたやり直してね、送り出したら、ともかく無事に石垣島に帰り着いた。それがこの鉄の農具の始まりだと言う伝説があるんですよ。そういう伝説のあった人が住んでおった場所が今の崎原御嶽(さきはらおたけ)と言われている。それで僕はね、あの何とかと言う先生と二人でね、僕のオートバイに乗せていって、あれの御嶽の境内を少し掘ってみたんですよ。そしたら鉄の屑がでましたね、だからやっぱりここは鍛冶屋だったと言うことです。ともかくね、あちらこちらでそういう鉄の伝説があるんですよね。しかし、それだけではなく鉄類の輸入ていうのはだいぶあっちこっちから入って来たと思うんです。

再生時間:3:40

民話詳細DATA

レコード番号 47O340848
CD番号 47O34C065
決定題名 幸地玉金と崎原御嶽 (共通語)
話者がつけた題名 大浜の崎原御嶽
話者名 牧野清
話者名かな まきのきよし
生年月日 19100519
性別
出身地 沖縄県石垣市字大川
記録日 19980312
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市登野城 T10 A03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12,20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 大浜村,崎原公園,鍛冶屋,島の男たち,船,九州,坊津,ぼうのつ,白い髭,年寄り,石垣,農具,音のする方向,無事,箱,不思議,鉄,伝説,崎原御嶽
梗概(こうがい) 大浜村の崎原公園にある鍛冶屋はね、昔島の男たちが船に乗って九州まで行ってね、坊津(ぼうのつ)に行ったらね、白い髭を生やした年寄りに会って、「お前たちはどこから来たか。」と聞かれた。「実は石垣から来た。」と答えると、「何で来よった。」と言うから、「農具を買いにきた。」と言うと、「そうか、じゃあね、世話してあげよう。」と言うわけでね、農具を箱に詰めてですね、「この音のする方向に船を進めたら無事に帰り着くからそうせい。」と言って、「この箱は開けるなよ。」と言うから、「はい、開けません。」と約束して出たんだけどね、結局外海に出たら、どうも不思議でたまらんから箱を開けてみたら煙が出たと。それでいったん元のところに引き戻されたら、また老人が現れてね、「お前たちはどうしたか。」と言うから、「実はこういうことで本当に不思議なもんだから開けた。」と言ったら、「だから言ったじゃないか。開けたらいかないんだと。」と言って、もういっぺんまたやり直してね、送り出したら、ともかく無事に石垣島に帰り着いた。それがこの鉄の農具の始まりだと言う伝説があるんですよ。そういう伝説のあった人が住んでおった場所が今の崎原御嶽(さきはらおたけ)と言われている。それで僕はね、あの何とかと言う先生と二人でね、僕のオートバイに乗せていって、あれの御嶽の境内を少し掘ってみたんですよ。そしたら鉄の屑がでましたね、だからやっぱりここは鍛冶屋だったと言うことです。ともかくね、あちらこちらでそういう鉄の伝説があるんですよね。しかし、それだけではなく鉄類の輸入ていうのはだいぶあっちこっちから入って来たと思うんです。
全体の記録時間数 4:03
物語の時間数 3:40
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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