
昔、大金持ちの長男と貧乏者の次男がいた。そして、いつも長男の所へ、頼み行っていた。ある年の夜に長男の家へ頼みに行くが、そこには何もかもあるのに、貸してあげなかった。ある大変白髪の年寄りが、年の夜にここに泊めてくれと言ったので「ここは大変貧しいから、あの金持ちのお兄さんのところに行きなさい。」と言う。すると、「ここでいいですから泊めて下さい。」と言うので泊めた所、このおじいさんが家に帰る時、お礼を言って石の臼を出して、「これで米を出して食べて暮らして行きなさい。」と言って、小さい石の臼をくれた。米を出して、金持ちになって暮らしていると、これを長男が聞いて臼を貸りる。今は何もかも揃っているが、塩がないから塩を出そうと言う事で塩を出した所、止め方を知らなかった。それで「こんなものは海に投げ捨てろ。」と言い、海に投げ捨てたので、それから、海の水は塩辛くなった。
| レコード番号 | 47O440027 |
|---|---|
| CD番号 | 47O44C001 |
| 決定題名 | 塩吹き臼(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 塩吹き臼 |
| 話者名 | 呉屋トシ |
| 話者名かな | ごやとし |
| 生年月日 | 19070301 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 宜野湾市喜友名 |
| 記録日 | 19780813 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 宜野湾T13A18 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 大金持ちの長男,貧乏者の次男,年の夜,白髪の年寄り,石の臼,海の水は塩辛い |
| 梗概(こうがい) | 昔、大金持ちの長男と貧乏者の次男がいた。そして、いつも長男の所へ、頼み行っていた。ある年の夜に長男の家へ頼みに行くが、そこには何もかもあるのに、貸してあげなかった。ある大変白髪の年寄りが、年の夜にここに泊めてくれと言ったので「ここは大変貧しいから、あの金持ちのお兄さんのところに行きなさい。」と言う。すると、「ここでいいですから泊めて下さい。」と言うので泊めた所、このおじいさんが家に帰る時、お礼を言って石の臼を出して、「これで米を出して食べて暮らして行きなさい。」と言って、小さい石の臼をくれた。米を出して、金持ちになって暮らしていると、これを長男が聞いて臼を貸りる。今は何もかも揃っているが、塩がないから塩を出そうと言う事で塩を出した所、止め方を知らなかった。それで「こんなものは海に投げ捨てろ。」と言い、海に投げ捨てたので、それから、海の水は塩辛くなった。 |
| 全体の記録時間数 | 2:12 |
| 物語の時間数 | 1:46 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |