
イルカによ、助けられたっていう、八重山の人、八重山の石垣の昔の人さ。名前は分わんが屋号は分かいる、ウシィナカモトゥのスー、親父さ。その人がクリ舟に乗って弁当も芋もって稲刈りに行った。すると大雨が降って、大水に流されて船は沈んでしまい、その人は弁当を下げたまま波照間の無人島に着いた。そこには木が四本あって、ちょうど寝れるぐらいの木だったので、そこで寝起きして生活していた。その人の家ではもう亡くなったものと思い、四十九日をしていたらしい。すると、その人が寝ていると、白い衣装をつけた幽霊みたいのが来て、「お前はまぁの、そこに岸に来なさい、明日家に帰してやるから」と言った。その人は荷物もなく、着ているだけだったので、言われた通り岸に行くと、そこにイルカがやってきた。そしてイルカに助けられて、家に帰って行った。その日は8月15日だったらしい。それで、王様から直接杯を受けて、「もうお前は神様に助けられたから、良い徳を持っている神様から助けられているから」と。しかし、王様が飲んだ杯をそのまま飲んだら悪いらしいよ、本当は昔は自分の杯に注いで返すのが本当らしいが、直接飲んだので死んだらしい。この王様の杯に口つけたからだろうという話である。
| レコード番号 | 47O418082 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C401 |
| 決定題名 | イルカに助けられた人(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 大湾朝徳 |
| 話者名かな | おおわんちょうとく |
| 生年月日 | 19080106 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 宜野湾市喜友名 |
| 記録日 | 19850506 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 宜野湾T43A02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 11 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | イルカ,八重山の人,ウシィナカモトゥのスー,大雨,船が沈没,波照間の無人島,白い衣装 |
| 梗概(こうがい) | イルカによ、助けられたっていう、八重山の人、八重山の石垣の昔の人さ。名前は分わんが屋号は分かいる、ウシィナカモトゥのスー、親父さ。その人がクリ舟に乗って弁当も芋もって稲刈りに行った。すると大雨が降って、大水に流されて船は沈んでしまい、その人は弁当を下げたまま波照間の無人島に着いた。そこには木が四本あって、ちょうど寝れるぐらいの木だったので、そこで寝起きして生活していた。その人の家ではもう亡くなったものと思い、四十九日をしていたらしい。すると、その人が寝ていると、白い衣装をつけた幽霊みたいのが来て、「お前はまぁの、そこに岸に来なさい、明日家に帰してやるから」と言った。その人は荷物もなく、着ているだけだったので、言われた通り岸に行くと、そこにイルカがやってきた。そしてイルカに助けられて、家に帰って行った。その日は8月15日だったらしい。それで、王様から直接杯を受けて、「もうお前は神様に助けられたから、良い徳を持っている神様から助けられているから」と。しかし、王様が飲んだ杯をそのまま飲んだら悪いらしいよ、本当は昔は自分の杯に注いで返すのが本当らしいが、直接飲んだので死んだらしい。この王様の杯に口つけたからだろうという話である。 |
| 全体の記録時間数 | 10:35 |
| 物語の時間数 | 10:27 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |