
あの天照大神の兄弟は天照大神ミミギの命、大和タケルの命、大国主の命、スサの王の命。五人兄弟ですけどね、この五人兄弟の中からこの弟スサの王の命がもうとっても乱暴者でねいたずら者で、この天照大神が機を織っている、機織りしている所の屋根の上に山から死んだ馬を取って来て持って来てね、このスサの王の命という人はとっても力持ちだったそうですからね、山から死んだ馬を取って来て屋根の上に上がって、この屋根の上からこの天照大神が機織っているすぐこっちにこの馬をこっちに転がり落ちた。これ転がり落ちて来たもんですから天照大神はびっくりしてすぐこんなにして、機ひっ飛ばしてすぐあまのいわいに逃げて隠れて。この天照大神が逃げたもんですから世の中は真っ暗闇になって。こんなにしてもうどうにもならないいうて神々が集まって、このあまの岩屋のとうの前に集まって、歌三味線ひいたり太鼓叩いたりしてとってももう賑やかに踊りはにしている、しているところに。で、またこのあまの岩戸のとうの前にね、とうの前に榊の枝、榊の枝いって榊の木の枝にね、ヤサカニのまがたまとヤタの鏡この二つをこの榊の枝に掛けて、このとうの、とうの開くすぐすぐこっち立ててね、立ててからにこっちはすぐ大騒ぎ、どんちゃん騒ぎして遊んでいる。この天照大神は不思議に思ってこのあまの岩屋の岩戸を開いてみたら、この自分の顔がこのヤサ、ヤタの鏡に自分の顔が映ったもんですからなお不思議に思って今度は戸を少し大きく開いたら、すぐタジカローの命がすぐ引っ張って出したもんだから、引っ張り出したらもう世の中、今まで真っ暗闇なっている世の中がやすぐな太陽が照ったようにすぐあれしてや、世の中がもう明るくなったもんですからね。それでスサの王の命は、スサの王の命のためにあのあれはあめの岩戸に逃げ隠れしているもんだから、このスサの王の命は神々から出雲の国に島流しされて、島流しされたもんですからこのスサの王の命は出雲の国のね山の、山の、山の山底からただぶらぶら歩いていたらね、山の中の川、川があってねその川の、川の川上からねお箸が流れて来るのを見てね、こんな、スサの王の命は、こんな山奥にも人が住んでいるねかと不思議に思ってだんだんだんだん山奥へ入って行ったら、この山の中におじいさんとおばあさんが一人の娘を中において、この娘はとっても泣いていたそうです。で、どうして泣いているのっていって尋ねたらこのおじいさんが、「私どもにはもと娘達が八人ございましたや。それで毎年毎年ヤマタのオロチガ来て娘一人づつ食べてもうこの子一人になっているんですよ。もうやがてこの子き食べに来る時期です」言ってね。そしたらこのスサの王の命が「よしそれならこのオロチを退治してやろう。もう強い酒を、良い酒をたくさんつくりなさい」言って、このおじいさんとおばあさんに言い付けてこのおじいさんおばあさんは酒を作って。そしてこのオロチはどんなオロチかいうたら、どんなオロチかいって尋ねたら、「頭が八つ尾が八つあるオロチ。目はまたほおずきのように赤くまた背中には桧や杉の木が生えている」言って、そうこのおじいさんがスサの王の命に尋ね、言ったらや。
| レコード番号 | 47O417858 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C392 |
| 決定題名 | 天照大神(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 喜屋武ウメ |
| 話者名かな | きゃんうめ |
| 生年月日 | 19130809 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 宜野湾市赤道 |
| 記録日 | 19800713 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 宜野湾T33A10 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 天照大神の兄弟,天照大神ミミギの命,大和タケルの命,大国主の命,スサの王の命 |
| 梗概(こうがい) | あの天照大神の兄弟は天照大神ミミギの命、大和タケルの命、大国主の命、スサの王の命。五人兄弟ですけどね、この五人兄弟の中からこの弟スサの王の命がもうとっても乱暴者でねいたずら者で、この天照大神が機を織っている、機織りしている所の屋根の上に山から死んだ馬を取って来て持って来てね、このスサの王の命という人はとっても力持ちだったそうですからね、山から死んだ馬を取って来て屋根の上に上がって、この屋根の上からこの天照大神が機織っているすぐこっちにこの馬をこっちに転がり落ちた。これ転がり落ちて来たもんですから天照大神はびっくりしてすぐこんなにして、機ひっ飛ばしてすぐあまのいわいに逃げて隠れて。この天照大神が逃げたもんですから世の中は真っ暗闇になって。こんなにしてもうどうにもならないいうて神々が集まって、このあまの岩屋のとうの前に集まって、歌三味線ひいたり太鼓叩いたりしてとってももう賑やかに踊りはにしている、しているところに。で、またこのあまの岩戸のとうの前にね、とうの前に榊の枝、榊の枝いって榊の木の枝にね、ヤサカニのまがたまとヤタの鏡この二つをこの榊の枝に掛けて、このとうの、とうの開くすぐすぐこっち立ててね、立ててからにこっちはすぐ大騒ぎ、どんちゃん騒ぎして遊んでいる。この天照大神は不思議に思ってこのあまの岩屋の岩戸を開いてみたら、この自分の顔がこのヤサ、ヤタの鏡に自分の顔が映ったもんですからなお不思議に思って今度は戸を少し大きく開いたら、すぐタジカローの命がすぐ引っ張って出したもんだから、引っ張り出したらもう世の中、今まで真っ暗闇なっている世の中がやすぐな太陽が照ったようにすぐあれしてや、世の中がもう明るくなったもんですからね。それでスサの王の命は、スサの王の命のためにあのあれはあめの岩戸に逃げ隠れしているもんだから、このスサの王の命は神々から出雲の国に島流しされて、島流しされたもんですからこのスサの王の命は出雲の国のね山の、山の、山の山底からただぶらぶら歩いていたらね、山の中の川、川があってねその川の、川の川上からねお箸が流れて来るのを見てね、こんな、スサの王の命は、こんな山奥にも人が住んでいるねかと不思議に思ってだんだんだんだん山奥へ入って行ったら、この山の中におじいさんとおばあさんが一人の娘を中において、この娘はとっても泣いていたそうです。で、どうして泣いているのっていって尋ねたらこのおじいさんが、「私どもにはもと娘達が八人ございましたや。それで毎年毎年ヤマタのオロチガ来て娘一人づつ食べてもうこの子一人になっているんですよ。もうやがてこの子き食べに来る時期です」言ってね。そしたらこのスサの王の命が「よしそれならこのオロチを退治してやろう。もう強い酒を、良い酒をたくさんつくりなさい」言って、このおじいさんとおばあさんに言い付けてこのおじいさんおばあさんは酒を作って。そしてこのオロチはどんなオロチかいうたら、どんなオロチかいって尋ねたら、「頭が八つ尾が八つあるオロチ。目はまたほおずきのように赤くまた背中には桧や杉の木が生えている」言って、そうこのおじいさんがスサの王の命に尋ね、言ったらや。 |
| 全体の記録時間数 | 4:43 |
| 物語の時間数 | 4:43 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |