猿長者(シマグチ)

概要

食べる物もなくて、お爺さんとお婆さんが火にあたっていた。その人は天の人だったらしいが、向かいの隣の家に「泊めてくれ」と言ったが、その家の人は「狭いから駄目だ」と言った。それで、火にあたっている貧乏者のお爺さん、お婆さんの所へ「泊めてくれ」と来た。「私の家は汚くはあるが、それじゃあ泊って下さい」と言って泊めた。泊った人は何か薬を鍋に入れたようであったが、肉やら何やら御馳走がいっぱい出て、この人達は食べた。翌日は「若水を汲んで来なさい」と言うので、若水を汲んで来るとそれで風呂を沸かして浴びさせた。心を立派に持っている人は若返って、金持ちの家に行くと、その家の人達にも分からないほど若返っていた。「どうして若返ったのか」と聞くと、「ある人が夕べいらっしゃって御馳走もいただいてその人に若水を汲んで来て浴びなさいと言われて浴びたらこのように若返っていますよ」と言った。「それでは私達もその人を連れて来てそのようにして若返ってやろう」と悪心を持っている金持ちの人達は言い、その人達を浴びせると猿になったり、何かになったりした。悪心を持っている人達はそんなふうであった。天の人が「その家の人はいろいろな物になってそこにはいないから、その家はなた方がもらいなさい」と、その貧乏者を家に入れると、「私の家を返せ」といつも家の周りで猿になった人が。トゥシ小の上で鳴いた。それで、「そういうふうにしているも家に来て泣いていますよ」と言うと、「それじゃあ、その砥石を焼きなさい、そうすれば熱くてそこには座れないだろうから」と言った。それで、その時から猿は赤尻になったということである。

再生時間:3:01

民話詳細DATA

レコード番号 47O417755
CD番号 47O41C390
決定題名 猿長者(シマグチ)
話者がつけた題名 猿長者
話者名 玉寄ウト
話者名かな たまよせうと
生年月日 19120625
性別
出身地 北谷町
記録日 19800713
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 宜野湾T31A08
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情 父親から聞いた。
文字化資料
キーワード 火正月,天の人,鍋,御馳走,若水,金持ち,貧乏,猿の赤尻
梗概(こうがい) 食べる物もなくて、お爺さんとお婆さんが火にあたっていた。その人は天の人だったらしいが、向かいの隣の家に「泊めてくれ」と言ったが、その家の人は「狭いから駄目だ」と言った。それで、火にあたっている貧乏者のお爺さん、お婆さんの所へ「泊めてくれ」と来た。「私の家は汚くはあるが、それじゃあ泊って下さい」と言って泊めた。泊った人は何か薬を鍋に入れたようであったが、肉やら何やら御馳走がいっぱい出て、この人達は食べた。翌日は「若水を汲んで来なさい」と言うので、若水を汲んで来るとそれで風呂を沸かして浴びさせた。心を立派に持っている人は若返って、金持ちの家に行くと、その家の人達にも分からないほど若返っていた。「どうして若返ったのか」と聞くと、「ある人が夕べいらっしゃって御馳走もいただいてその人に若水を汲んで来て浴びなさいと言われて浴びたらこのように若返っていますよ」と言った。「それでは私達もその人を連れて来てそのようにして若返ってやろう」と悪心を持っている金持ちの人達は言い、その人達を浴びせると猿になったり、何かになったりした。悪心を持っている人達はそんなふうであった。天の人が「その家の人はいろいろな物になってそこにはいないから、その家はなた方がもらいなさい」と、その貧乏者を家に入れると、「私の家を返せ」といつも家の周りで猿になった人が。トゥシ小の上で鳴いた。それで、「そういうふうにしているも家に来て泣いていますよ」と言うと、「それじゃあ、その砥石を焼きなさい、そうすれば熱くてそこには座れないだろうから」と言った。それで、その時から猿は赤尻になったということである。
全体の記録時間数 3:09
物語の時間数 3:01
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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