
多良間モーサーという人がですよ、あれは仲、あの仲本の人ですけどもね、多良間屋あるんだけれども。あすこのおじいさんが西表に渡って田んぼ作っとったらしい。そして行く時において時化にあってとうとう流されておったら、大きい木にあたかってその木に移ってから、そうしている間にどっかの無人島に着いたらしい。無人島に着いてそれで。あの当時はもう自分のこの箱があったですよ。このいろんな物、たばことかいろんなあの種も持っとったらしい、あれ持ってしょっちゅう西表通って農業しとったら、百姓しとったらしいですよ、ああいう。そしてそれじゃね、ある無人島に着いておりてみたらもう人もおらんし、おか
しいなといってから、もう(聞き取り不能)自分の種まましてそれ(聞き取り不能)。それからもう夜はいざりしてですね、ああしてもの食べとったらしいけれども。ある日神様が現れて、ここに明日何時に迎えに来るからそれに乗って行きなさいと、いうふうにして霊感だな、受けたらしいですよ。そして多良間モーサーという人は、ああ本当はどうかなといって、翌日潮ひいたもんだから魚。魚もたくさんおるらしいですよ。で、この魚追ってどんどん進んでいったらもうすぐフカが来てですね、こうしてからもう救ってから、じいさんを。じいさんはまたこのフカのひれを掴まえてから。あれがもう何日か分からんけどとうとうこの島のアガリ、アガリピーっていったかね、あすこに来て降ろしたらしい。でも島ではもうこの人は死んでるというふうにして思ってるわけさ、あの多良間モーサーという人は。してもうヒゲも生えて、もう驚いて、あすこ(聞き取り不能)歩いた人なんか、「おいおいここだよ」と「モーサーだよ」と言ったら、驚いたらしいですよ。あの人もう死んだもんだと思っとるから。で、見たもんだから連れていって、それで自分は多良間屋つって、自分の家に連れていってそこで元気増したということです。ある伝説だけれどもね、だからあすこの人はフカ食べないらしい。あのね、あの掛け軸あるよ、先生見ましたあれ。神様がね、その掛け軸はね、もうこのじさ越えてよさっとるさな。でもここの家からお神の霊感でこうしてねいうですね、「明日はここだか助けに来るからあれに乗っていけ」っていうのになった、霊感受けてる掛け軸があるんですよ、掛け軸が。多良間屋っていってね、あれは仲本部落にありますよ。ああいう伝説、フカが助けたっていうのは。
| レコード番号 | 47O417746 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C389 |
| 決定題名 | 多良間モーサ(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 宮良用庸 |
| 話者名かな | みやらようよう |
| 生年月日 | 19080320 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 竹富町租内 |
| 記録日 | 19800713 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 宜野湾T30B16 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 多良間モーサー,多良間屋,西表,無人島,種,神の霊感,フカが助けた |
| 梗概(こうがい) | 多良間モーサーという人がですよ、あれは仲、あの仲本の人ですけどもね、多良間屋あるんだけれども。あすこのおじいさんが西表に渡って田んぼ作っとったらしい。そして行く時において時化にあってとうとう流されておったら、大きい木にあたかってその木に移ってから、そうしている間にどっかの無人島に着いたらしい。無人島に着いてそれで。あの当時はもう自分のこの箱があったですよ。このいろんな物、たばことかいろんなあの種も持っとったらしい、あれ持ってしょっちゅう西表通って農業しとったら、百姓しとったらしいですよ、ああいう。そしてそれじゃね、ある無人島に着いておりてみたらもう人もおらんし、おか しいなといってから、もう(聞き取り不能)自分の種まましてそれ(聞き取り不能)。それからもう夜はいざりしてですね、ああしてもの食べとったらしいけれども。ある日神様が現れて、ここに明日何時に迎えに来るからそれに乗って行きなさいと、いうふうにして霊感だな、受けたらしいですよ。そして多良間モーサーという人は、ああ本当はどうかなといって、翌日潮ひいたもんだから魚。魚もたくさんおるらしいですよ。で、この魚追ってどんどん進んでいったらもうすぐフカが来てですね、こうしてからもう救ってから、じいさんを。じいさんはまたこのフカのひれを掴まえてから。あれがもう何日か分からんけどとうとうこの島のアガリ、アガリピーっていったかね、あすこに来て降ろしたらしい。でも島ではもうこの人は死んでるというふうにして思ってるわけさ、あの多良間モーサーという人は。してもうヒゲも生えて、もう驚いて、あすこ(聞き取り不能)歩いた人なんか、「おいおいここだよ」と「モーサーだよ」と言ったら、驚いたらしいですよ。あの人もう死んだもんだと思っとるから。で、見たもんだから連れていって、それで自分は多良間屋つって、自分の家に連れていってそこで元気増したということです。ある伝説だけれどもね、だからあすこの人はフカ食べないらしい。あのね、あの掛け軸あるよ、先生見ましたあれ。神様がね、その掛け軸はね、もうこのじさ越えてよさっとるさな。でもここの家からお神の霊感でこうしてねいうですね、「明日はここだか助けに来るからあれに乗っていけ」っていうのになった、霊感受けてる掛け軸があるんですよ、掛け軸が。多良間屋っていってね、あれは仲本部落にありますよ。ああいう伝説、フカが助けたっていうのは。 |
| 全体の記録時間数 | 3:24 |
| 物語の時間数 | 3:13 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |