真玉橋由来(共通語)

概要

あれはね、あれはいつの時代かね、とにかく昔、あれさ。あの真玉橋の、真玉橋、ね、真玉橋。いくらね、いくら建てても建ててもすぐ壊れよったって。こんなしてもう水があれして、水が出たらこうあれして。これでもう役員達はもうとっても心配してね、あれしてもうあっちこっち心配して歩いているうちにある家に行ったら、こっちの夫婦いるけどね、子供も赤子もいるし。この女の人がよ、あのいくつ、大概はたちぐらいの娘がね、「髪、七、七色のね、七色のついた糸で結ってある女を捜しなさい。この人をね連れてって生き埋めしたらもちます、保ちますから」と言って教えたわけさ。そしたらこの役員はもう家一軒一軒歩いてもいないわけ、そんなあの糸持ってしている人は。それで一番最後にはこの家に来て、来たわけさ。して、「今度あんたの番だからね、見させてくれね」と言って、髪をほどいて見たらこの人がやっているわけ。それであの、連れて行かれるわけ。してあの、行きながら子供に「くちんくわれるんちや、人より先にものを言わないでくれね」と言ってね、出て行くわけ、女の子。うん、そんであの、この人は向こうに生き埋めになって橋は保つわけさ。そしてまたこの旦那さんと子供は国頭、じゃ、謝敷か、さし、謝敷、謝敷節とおんなしさ、あれ、あれのあれよ。で、向こう行ってね、謝敷。あの、歌もあるさ。「謝敷、白浜の、打ち寄せる波は」、なんとか。「謝敷、みやらびの」、み、み、なんとかね、歌が、歌ってね、大人になるわけ
さ、大きくなって、あんた方ぐらいになって。浜から、もうものは言わないさね。聞くはずよ、聞くことは。そしたら浜から歩いている時に首里から来た侍がね、会って。きれいだなあといってとってももう、これにあれするわけさね。したら、強いてこの人をもう自分の嫁にもらうといってね、もう付いて行く、付いていくの。こっちでもう歌ぐゎしたり、あの、もーいぐゎして遊んでいるうちにこの男の親が来るわけさ。来たら、来たら、「あんたはやあ、侍でやあ、口もきけない人がやあ、あんな人とあれしたら大変でしょう、早く帰ろう」と言っても、この人もう帰らないわけよ。そしてあの、このまた男の人がね、侍が、「たとえ
口はきかなくても、必ずこの人を私は奥さんにする」と言ってね。首里に帰って親にあれしたら、もう連れて行くさね、親も一緒に。であの、この母親が承知しないわけ。こんな田舎生まれでもあるし、きれいはきれいだけど口もきけないが、これをお嫁さん、どうして生活するかと叱られるわけ。したら、必ずこれをお嫁にする、がんばっているうちにおとうさんがさ、「あんたはまだやあこそ、しにちるてるうり、早く、あれ口あかしなさい。あれが口あいたらね、向こうも嫁すると言っているから、口あかしたらやあや、なましりちるてるんないないのか」とお父さんが呼ぶわけ。したら来るさ、お母さんがあれして、この人むにます。歌する。お母さんの魂が来てからに、この人の口あけてくれる。それでね、口あいて物言ったから、「ああどうですか、お母さん、もう口もきいているから嫁にしていいでしょう」と言ったらよ、「もう約束通り嫁にします」と言って。親も引き取ってね、幸福に、首里にあのあれしてよ、幸福に暮らすわけさ。

再生時間:4:32

民話詳細DATA

レコード番号 47O417727
CD番号 47O41C389
決定題名 真玉橋由来(共通語)
話者がつけた題名 真玉橋由来
話者名 内間英子
話者名かな うちまえいこ
生年月日 19120810
性別
出身地 宜野湾市嘉数
記録日 19800713
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 宜野湾T30A12
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 真玉橋,七色のついた糸,生き埋め,人より先にものを言わないでくれ
梗概(こうがい) あれはね、あれはいつの時代かね、とにかく昔、あれさ。あの真玉橋の、真玉橋、ね、真玉橋。いくらね、いくら建てても建ててもすぐ壊れよったって。こんなしてもう水があれして、水が出たらこうあれして。これでもう役員達はもうとっても心配してね、あれしてもうあっちこっち心配して歩いているうちにある家に行ったら、こっちの夫婦いるけどね、子供も赤子もいるし。この女の人がよ、あのいくつ、大概はたちぐらいの娘がね、「髪、七、七色のね、七色のついた糸で結ってある女を捜しなさい。この人をね連れてって生き埋めしたらもちます、保ちますから」と言って教えたわけさ。そしたらこの役員はもう家一軒一軒歩いてもいないわけ、そんなあの糸持ってしている人は。それで一番最後にはこの家に来て、来たわけさ。して、「今度あんたの番だからね、見させてくれね」と言って、髪をほどいて見たらこの人がやっているわけ。それであの、連れて行かれるわけ。してあの、行きながら子供に「くちんくわれるんちや、人より先にものを言わないでくれね」と言ってね、出て行くわけ、女の子。うん、そんであの、この人は向こうに生き埋めになって橋は保つわけさ。そしてまたこの旦那さんと子供は国頭、じゃ、謝敷か、さし、謝敷、謝敷節とおんなしさ、あれ、あれのあれよ。で、向こう行ってね、謝敷。あの、歌もあるさ。「謝敷、白浜の、打ち寄せる波は」、なんとか。「謝敷、みやらびの」、み、み、なんとかね、歌が、歌ってね、大人になるわけ さ、大きくなって、あんた方ぐらいになって。浜から、もうものは言わないさね。聞くはずよ、聞くことは。そしたら浜から歩いている時に首里から来た侍がね、会って。きれいだなあといってとってももう、これにあれするわけさね。したら、強いてこの人をもう自分の嫁にもらうといってね、もう付いて行く、付いていくの。こっちでもう歌ぐゎしたり、あの、もーいぐゎして遊んでいるうちにこの男の親が来るわけさ。来たら、来たら、「あんたはやあ、侍でやあ、口もきけない人がやあ、あんな人とあれしたら大変でしょう、早く帰ろう」と言っても、この人もう帰らないわけよ。そしてあの、このまた男の人がね、侍が、「たとえ 口はきかなくても、必ずこの人を私は奥さんにする」と言ってね。首里に帰って親にあれしたら、もう連れて行くさね、親も一緒に。であの、この母親が承知しないわけ。こんな田舎生まれでもあるし、きれいはきれいだけど口もきけないが、これをお嫁さん、どうして生活するかと叱られるわけ。したら、必ずこれをお嫁にする、がんばっているうちにおとうさんがさ、「あんたはまだやあこそ、しにちるてるうり、早く、あれ口あかしなさい。あれが口あいたらね、向こうも嫁すると言っているから、口あかしたらやあや、なましりちるてるんないないのか」とお父さんが呼ぶわけ。したら来るさ、お母さんがあれして、この人むにます。歌する。お母さんの魂が来てからに、この人の口あけてくれる。それでね、口あいて物言ったから、「ああどうですか、お母さん、もう口もきいているから嫁にしていいでしょう」と言ったらよ、「もう約束通り嫁にします」と言って。親も引き取ってね、幸福に、首里にあのあれしてよ、幸福に暮らすわけさ。
全体の記録時間数 4:50
物語の時間数 4:32
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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