
いつの時代かね、この瓦のあれが出たのは、いつ頃かね分からないけどね。中城に、中城いさどする所にね、あの若夫婦、とってもきれいなもう仲睦かしいね、男の子が一人できて、睦かしいあの人がいたって。だ、あの唐の地の、支那か、支那からよんだんでしょうね、これ。だからあの、何、今の政府は何か昔はあの。この人が歩きながらこの女を見てね、途中で見て、「もうあの人、あの女を欲しいね」と言ったそうだ。〔ああ、あんまりきれいかった〕。ええ、あんまりきれいなもんだから。そしてこの、こうじんりねの、こうじは今の役所かね、役所に勤めて、村長かね、何か昔のね、この人が、あのこの支那人があの女欲しいねと言ったもんだから、あの、この女をやったらどんなことでもしてあげるつもりであげて、して、もらえるつもりでね、そしてあの、このあれさ、この女を強いて無理にね。子供もいるのに、子供いるとも言わない、夫がいるとも言わないで、この女を、「あんたあれとあれしなかったらね、あれと結婚しなか、あれの嫁にならなかったらもうこの沖縄は大変になるから、なるように」と、もう無理矢理に言い付けてなさせるわけさ、行かすわけ。と、このあの支那人はとってもいい人だったらしいですね。手もかけない、触りもしないしね。もうこの人いつも逃げ回っているさね、家にいる子供や夫のことを思って。したら、逃げ回っているうちにこの段々段々年がいくにつれて子供は大きくなってね、これの、殺しに、敵討ちに来るんですよ、この家に、自分の母親のいる所にね、あの支那人と。そしてあの鎌を持って行って殺そうとしているの、子供だから殺しきれないさね、大人には負けるさ。だから捕まえられて。事情を聞いたわけ、「あんた何のために私をこんなに殺しに来るか」と聞いたら、「私のお母さんをあんたが盗んでね、私達はこんなに心配して。だから仇だからあんたを殺しにたい来たから。」とね。「ああそうだったのか、私は全然知らなかった。そうならそうとね、このあのこうじの、村長のじとうて、役員、役員も、言えば私もこんなことしなかったのに。大いに私が悪かったから。」と言っておじぎしてね、この子供に。お母さんも連れて行きなさいと言って連れて行かすんですよ。ん、〔それで〕、それでもうかい、立派に解決するわけ。そのうちには瓦の焼き方も全部習っているさね。だからこの支那人はとってもいい人だったって。うん、触ってもなかったし。
| レコード番号 | 47O417724 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C388 |
| 決定題名 | 瓦屋節(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 瓦屋節 |
| 話者名 | 内間英子 |
| 話者名かな | うちまえいこ |
| 生年月日 | 19120810 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 宜野湾市嘉数 |
| 記録日 | 19800713 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 宜野湾T30A09 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 中城,唐,瓦, |
| 梗概(こうがい) | いつの時代かね、この瓦のあれが出たのは、いつ頃かね分からないけどね。中城に、中城いさどする所にね、あの若夫婦、とってもきれいなもう仲睦かしいね、男の子が一人できて、睦かしいあの人がいたって。だ、あの唐の地の、支那か、支那からよんだんでしょうね、これ。だからあの、何、今の政府は何か昔はあの。この人が歩きながらこの女を見てね、途中で見て、「もうあの人、あの女を欲しいね」と言ったそうだ。〔ああ、あんまりきれいかった〕。ええ、あんまりきれいなもんだから。そしてこの、こうじんりねの、こうじは今の役所かね、役所に勤めて、村長かね、何か昔のね、この人が、あのこの支那人があの女欲しいねと言ったもんだから、あの、この女をやったらどんなことでもしてあげるつもりであげて、して、もらえるつもりでね、そしてあの、このあれさ、この女を強いて無理にね。子供もいるのに、子供いるとも言わない、夫がいるとも言わないで、この女を、「あんたあれとあれしなかったらね、あれと結婚しなか、あれの嫁にならなかったらもうこの沖縄は大変になるから、なるように」と、もう無理矢理に言い付けてなさせるわけさ、行かすわけ。と、このあの支那人はとってもいい人だったらしいですね。手もかけない、触りもしないしね。もうこの人いつも逃げ回っているさね、家にいる子供や夫のことを思って。したら、逃げ回っているうちにこの段々段々年がいくにつれて子供は大きくなってね、これの、殺しに、敵討ちに来るんですよ、この家に、自分の母親のいる所にね、あの支那人と。そしてあの鎌を持って行って殺そうとしているの、子供だから殺しきれないさね、大人には負けるさ。だから捕まえられて。事情を聞いたわけ、「あんた何のために私をこんなに殺しに来るか」と聞いたら、「私のお母さんをあんたが盗んでね、私達はこんなに心配して。だから仇だからあんたを殺しにたい来たから。」とね。「ああそうだったのか、私は全然知らなかった。そうならそうとね、このあのこうじの、村長のじとうて、役員、役員も、言えば私もこんなことしなかったのに。大いに私が悪かったから。」と言っておじぎしてね、この子供に。お母さんも連れて行きなさいと言って連れて行かすんですよ。ん、〔それで〕、それでもうかい、立派に解決するわけ。そのうちには瓦の焼き方も全部習っているさね。だからこの支那人はとってもいい人だったって。うん、触ってもなかったし。 |
| 全体の記録時間数 | 3:13 |
| 物語の時間数 | 2:56 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |