赤犬子 暗川 三味線(シマグチ)

概要

読谷の何とかいう村にとてもきれいな女がいた。その女には夫がいたが、側の村の男がその女を是非手に入れたいものだと考えた。その男は夫を殺して、夜、女の家に忍びこんで強姦した。女はそれでも一緒にならなかったが、だんだんお腹が大きくなってきた。その女には夫が殺された寂しさを紛らわすために犬を飼っていた。その頃、日照りは続いて水がなく人は苦労していた。ある時、犬が濡れてでてきたので、不思議に思ってその犬の後を追ってガマに入ると、水があった。村人もそこから水を汲んで命が助かった。そして、その犬を崇めた。女は夫がいないのに妊娠しているので、村の噂になった。それで、その女は村に居られなくなり、余所へ行って子供を産んだ。子が大きくなり、女親は年取って死んだが、その子は優れ者になった。昔は三味線の事も鳴り物もない時代だった。その子は神に似て綺麗であった。ある日、雨がどしゃ降りになったなったので、軒下に雨宿りをした。雨が止んで雨だれがポトンポトン落ちる音を聞き、それから木の枝を曲げて糸を結んで糸を強く引っ張るとちょうど雨だれの落ちる音のように鳴った。それから歌を作った。そして、三味線がしだいに盛んになったので、その子を御神として崇めた。この人は年を取って亡くなったので、楚辺に葬った。しかし、その子は誰の子か分からない。女親は犬を可愛がっていたので、犬子ではないかと噂された。

再生時間:6:40

民話詳細DATA

レコード番号 47O417710
CD番号 47O41C388
決定題名 赤犬子 暗川 三味線(シマグチ)
話者がつけた題名
話者名 我如古スミ
話者名かな がねこすみ
生年月日 19120810
性別
出身地 中城村
記録日 19800227
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 宜野湾T29A11
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情 読谷に行った時に、区長さんから聞いた。
文字化資料
キーワード きれいな女,強姦,犬を,日照り,ガマに水,三味線
梗概(こうがい) 読谷の何とかいう村にとてもきれいな女がいた。その女には夫がいたが、側の村の男がその女を是非手に入れたいものだと考えた。その男は夫を殺して、夜、女の家に忍びこんで強姦した。女はそれでも一緒にならなかったが、だんだんお腹が大きくなってきた。その女には夫が殺された寂しさを紛らわすために犬を飼っていた。その頃、日照りは続いて水がなく人は苦労していた。ある時、犬が濡れてでてきたので、不思議に思ってその犬の後を追ってガマに入ると、水があった。村人もそこから水を汲んで命が助かった。そして、その犬を崇めた。女は夫がいないのに妊娠しているので、村の噂になった。それで、その女は村に居られなくなり、余所へ行って子供を産んだ。子が大きくなり、女親は年取って死んだが、その子は優れ者になった。昔は三味線の事も鳴り物もない時代だった。その子は神に似て綺麗であった。ある日、雨がどしゃ降りになったなったので、軒下に雨宿りをした。雨が止んで雨だれがポトンポトン落ちる音を聞き、それから木の枝を曲げて糸を結んで糸を強く引っ張るとちょうど雨だれの落ちる音のように鳴った。それから歌を作った。そして、三味線がしだいに盛んになったので、その子を御神として崇めた。この人は年を取って亡くなったので、楚辺に葬った。しかし、その子は誰の子か分からない。女親は犬を可愛がっていたので、犬子ではないかと噂された。
全体の記録時間数 6:40
物語の時間数 6:40
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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