大歳の客(共通語)

概要

ある村に欲張りな金持ちがいた。大晦日にみすぼらしい袋を担いだ爺さん婆さんが尋ねて来て、今晩泊めてくれと頼んだ。金持ちは大晦日の御馳走を用意していたが、「お前のような汚いものは泊められない」と追い返した。老人夫婦は隣の貧乏な家に行って宿を頼むと、食べ物がないので火正月をしているが、それでも良ければと泊めてくれた。老人は人頃から一握りの玉を出して、「この玉で年を超しなさい」と言うので、その玉を米や金に換え、子供たちにも腹いっぱい御馳走を食べさせて、良い年を越した。翌朝、起きてみたら老人夫婦はいなかった。不思議なことだと思った。それであの老夫婦は神様だったのかということになり、翌年の大晦日、今夜も来て下さいと家の四隅と真中の五か所にご飯を奥とネズミが出て切れチューチューと鳴いてご飯を食べた。ネズミにはチューチューと鳴く良い鳴き方と、ガサガサと鳴く悪い鳴き方がある。貧乏夫婦はこのネズミは昨年来た老夫婦の神様だということで、「ウスメー ハーメー 年ントゥミソーリ」と言った。隣の金持ちの家にはそれからカサカサと鳴くネズミが出て、倉の米を全部食べてしまったので貧乏になり、貧乏だった家は玉を売ったお金で金持ちになった。神山では今でも部屋の五か所に大歳の夜にはご飯を供える。

再生時間:5:33

民話詳細DATA

レコード番号 47O417508
CD番号 47O41C380
決定題名 大歳の客(共通語)
話者がつけた題名 年の夜の話
話者名 渡慶次憲三
話者名かな とけしけんぞう
生年月日 19221113
性別
出身地 宜野湾市愛知
記録日 19800228
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 宜野湾T23B10
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 12
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 欲張りな金持ち,老人夫婦,隣の貧乏な家,火正月,一握りの玉,神様,ネズミ
梗概(こうがい) ある村に欲張りな金持ちがいた。大晦日にみすぼらしい袋を担いだ爺さん婆さんが尋ねて来て、今晩泊めてくれと頼んだ。金持ちは大晦日の御馳走を用意していたが、「お前のような汚いものは泊められない」と追い返した。老人夫婦は隣の貧乏な家に行って宿を頼むと、食べ物がないので火正月をしているが、それでも良ければと泊めてくれた。老人は人頃から一握りの玉を出して、「この玉で年を超しなさい」と言うので、その玉を米や金に換え、子供たちにも腹いっぱい御馳走を食べさせて、良い年を越した。翌朝、起きてみたら老人夫婦はいなかった。不思議なことだと思った。それであの老夫婦は神様だったのかということになり、翌年の大晦日、今夜も来て下さいと家の四隅と真中の五か所にご飯を奥とネズミが出て切れチューチューと鳴いてご飯を食べた。ネズミにはチューチューと鳴く良い鳴き方と、ガサガサと鳴く悪い鳴き方がある。貧乏夫婦はこのネズミは昨年来た老夫婦の神様だということで、「ウスメー ハーメー 年ントゥミソーリ」と言った。隣の金持ちの家にはそれからカサカサと鳴くネズミが出て、倉の米を全部食べてしまったので貧乏になり、貧乏だった家は玉を売ったお金で金持ちになった。神山では今でも部屋の五か所に大歳の夜にはご飯を供える。
全体の記録時間数 6:04
物語の時間数 5:33
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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