
昔、チョーフグン親方といっていたそうだが、その人は母親が妊娠中に水銀をお茶の代わりに飲んでいた。生まれる時に、本当かどうかは分からないが、「私は普通の人間が生まれる所から生まれたら私の命はない。また、私が胸を開けて生まれたら私の命は助かる」と、腹の中で母親に行った。そうであれば少し変わった人間だからと親は「私の命はなくなってもいいから、お前の良い方から生まれなさい」と言ったので、胸を開けて生まれた。その人は大きくなって偉い武士になった。それで、鹿児島との戦争の時に、生きて千人殺し、死んでからも千人殺した。ある人が鹿児島の人にすかされてチョーフグンの髭を剃る時に、喉にカミソリを立てて殺した。チョーフグンは喉だけが肉であったという。死ぬときにチョーフグン親方は悪者の両足を掴んで引き裂いて、一つは東の海に、もう一つは西の海に投げた。それで台風の時にゴーゴー鳴るのはそれが鳴っているという。それからチョーフグン親方が亡くなったので、鹿児島から戦争をしかけてきた。すると、沖縄は古瓶を集めて来て大砲といって飾って、チョーフグンを墓から出してガソーの木などをのせて立たせた。腐れ始めていたので虫が出ていたが、鹿児島の人はそれを見てチョーフグン親方は生きてハチャグミを食べていると言い、かなわないから帰ろうと、千人の人はそこで切腹して死んだ。それで生きて千人、死んで千人負かしたという話である。
| レコード番号 | 47O417502 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C380 |
| 決定題名 | チョーフグン親方(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | チョーフグン親方 |
| 話者名 | 佐喜真盛径 |
| 話者名かな | さきませいけい |
| 生年月日 | 19040713 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 宜野湾市神山 |
| 記録日 | 19800228 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 宜野湾T23B04 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 親から聞いた。 |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | チョーフグン親方,妊娠中,水銀,胸を開けて生まれた,偉い武士,鹿児島,戦争,生きて千人殺死んで千人,髭,喉にカミソリ |
| 梗概(こうがい) | 昔、チョーフグン親方といっていたそうだが、その人は母親が妊娠中に水銀をお茶の代わりに飲んでいた。生まれる時に、本当かどうかは分からないが、「私は普通の人間が生まれる所から生まれたら私の命はない。また、私が胸を開けて生まれたら私の命は助かる」と、腹の中で母親に行った。そうであれば少し変わった人間だからと親は「私の命はなくなってもいいから、お前の良い方から生まれなさい」と言ったので、胸を開けて生まれた。その人は大きくなって偉い武士になった。それで、鹿児島との戦争の時に、生きて千人殺し、死んでからも千人殺した。ある人が鹿児島の人にすかされてチョーフグンの髭を剃る時に、喉にカミソリを立てて殺した。チョーフグンは喉だけが肉であったという。死ぬときにチョーフグン親方は悪者の両足を掴んで引き裂いて、一つは東の海に、もう一つは西の海に投げた。それで台風の時にゴーゴー鳴るのはそれが鳴っているという。それからチョーフグン親方が亡くなったので、鹿児島から戦争をしかけてきた。すると、沖縄は古瓶を集めて来て大砲といって飾って、チョーフグンを墓から出してガソーの木などをのせて立たせた。腐れ始めていたので虫が出ていたが、鹿児島の人はそれを見てチョーフグン親方は生きてハチャグミを食べていると言い、かなわないから帰ろうと、千人の人はそこで切腹して死んだ。それで生きて千人、死んで千人負かしたという話である。 |
| 全体の記録時間数 | 3:16 |
| 物語の時間数 | 2:59 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |