
若挟町人で貧乏で正月になっても子供達に食べさせる物もなかった。それで大年の日に「今日は年の夜だし子供達を泣かしてもいけないので、城間仲の所に行ってごはんを盗んでこようね子供達よ」と言って若狭町のあんしんの人がこの城間仲の天井に隠れていたそうだ。城間仲は「今日の夕飯は私のものだけでなく二人分用意してきなさい」と言って泥棒だと追いはしなかったそうだ。人が入っているから二人分用意させて、ごはんを食べさせてから話をしようと思っていたそうだ。こんな偉い話があるかね。そして夕飯の準備が出来たので城間仲は「おい、天井に上っていった青年よ、下りて来なさい話があるから」と言うとこの泥棒は「はい」と言って下りて来た。そして「何でこっちに来たのか」と城間仲が聞くと「私は食べる物もないので子供達に『城間仲の所に行って食べる物を盗んでこようね』と言って来ました」と答えた。妻がいなくなったのかもしれないこの泥棒は。城間仲は「一緒にごはんを食べよう」といって食べさせ子供達の分も入れて持たせなさいと御馳走を準備させた。そして下男達に「これの言う事は本当かどうか若狭町のあんしんまで追って行きなさい」とお供もつけた。それで若狭町のあんしんも金持ちになって城間仲に今でも7月、正月香をあげに来るそうだ。この泥棒の遺言で。だから泥棒でも失くして盗みに来るのだから一応話を聞いてできるだけの事をしてやるものだと思うよ。
| レコード番号 | 47O417293 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C373 |
| 決定題名 | 城間仲 大歳の盗人(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 城間仲 |
| 話者名 | 山城ウシ |
| 話者名かな | やましろうし |
| 生年月日 | 18960900 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 宜野湾市真志喜 |
| 記録日 | 19780814 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 宜野湾T19A05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 昔の人から聞いた |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 若挟町,貧乏,正月,大年の日,城間仲,泥棒 |
| 梗概(こうがい) | 若挟町人で貧乏で正月になっても子供達に食べさせる物もなかった。それで大年の日に「今日は年の夜だし子供達を泣かしてもいけないので、城間仲の所に行ってごはんを盗んでこようね子供達よ」と言って若狭町のあんしんの人がこの城間仲の天井に隠れていたそうだ。城間仲は「今日の夕飯は私のものだけでなく二人分用意してきなさい」と言って泥棒だと追いはしなかったそうだ。人が入っているから二人分用意させて、ごはんを食べさせてから話をしようと思っていたそうだ。こんな偉い話があるかね。そして夕飯の準備が出来たので城間仲は「おい、天井に上っていった青年よ、下りて来なさい話があるから」と言うとこの泥棒は「はい」と言って下りて来た。そして「何でこっちに来たのか」と城間仲が聞くと「私は食べる物もないので子供達に『城間仲の所に行って食べる物を盗んでこようね』と言って来ました」と答えた。妻がいなくなったのかもしれないこの泥棒は。城間仲は「一緒にごはんを食べよう」といって食べさせ子供達の分も入れて持たせなさいと御馳走を準備させた。そして下男達に「これの言う事は本当かどうか若狭町のあんしんまで追って行きなさい」とお供もつけた。それで若狭町のあんしんも金持ちになって城間仲に今でも7月、正月香をあげに来るそうだ。この泥棒の遺言で。だから泥棒でも失くして盗みに来るのだから一応話を聞いてできるだけの事をしてやるものだと思うよ。 |
| 全体の記録時間数 | 2:58 |
| 物語の時間数 | 2:53 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |