便所の神様(シマグチ)

概要

フール(便所)の神様になるといった人は1人もいなかった。御主の言うことが聞けないのかというと、今殺されてもいいから、あんな暗い所にはいけない(と言うのであった)。一人のこらず呼んだが承知する人がいまい。そこにだまっている女がいたが、「誰も便所の神様にならないのなら私が便所の神様になろう。私はクーシームンの子だから食べ物を食べることもできず長すかいもできない。現世にいるかぎりこんな風だから私を便所の神様にして下さい」といった。「お前は、便所の神様になったらどのようにするか」といわれたので「便所の神様は、いいもので、悪いもの。いいものといえばいいものだし、悪いものといえば悪いものである。万一の場合、マジムンとか幽霊とかに追われてきて私の前に来たら、私がそれを退けてあげよう。私は生れは高く生れてきているのでそれができる」といった。そのようにして便所の神様になった。ある、計略家が追われてもないのに追われている風をして便所へかけ込んだら「バカ、お前は私をからかうのか、追われていないじゃないか」といったので、そのからかおうとした人は、王様だったが、顔をかくして逃げていったという。その後で、本当にキジムナーに追われてきた人があって便所の前までピカピカ光って来たら「おいキジムンお前は海へ行け、その人は私の子だろう。お前はその辺を歩いたら、私が承知しないぞ。海へ行け」といったので(キジムンは)海へ行った。(キジムンが)魚を取るのがうまいのはその時からであるという話。うそかほんとかはわからないさ。

再生時間:3:20

民話詳細DATA

レコード番号 47O417242
CD番号 47O41C372
決定題名 便所の神様(シマグチ)
話者がつけた題名 フールの神様
話者名 天久進吾
話者名かな あめくしんご
生年月日 19000327
性別
出身地 宜野湾市大謝名
記録日 19780816
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 宜野湾T17B11
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 20
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード フールの神様,女,クーシームンの子,幽霊,王様,キジムナー,魚を取る
梗概(こうがい) フール(便所)の神様になるといった人は1人もいなかった。御主の言うことが聞けないのかというと、今殺されてもいいから、あんな暗い所にはいけない(と言うのであった)。一人のこらず呼んだが承知する人がいまい。そこにだまっている女がいたが、「誰も便所の神様にならないのなら私が便所の神様になろう。私はクーシームンの子だから食べ物を食べることもできず長すかいもできない。現世にいるかぎりこんな風だから私を便所の神様にして下さい」といった。「お前は、便所の神様になったらどのようにするか」といわれたので「便所の神様は、いいもので、悪いもの。いいものといえばいいものだし、悪いものといえば悪いものである。万一の場合、マジムンとか幽霊とかに追われてきて私の前に来たら、私がそれを退けてあげよう。私は生れは高く生れてきているのでそれができる」といった。そのようにして便所の神様になった。ある、計略家が追われてもないのに追われている風をして便所へかけ込んだら「バカ、お前は私をからかうのか、追われていないじゃないか」といったので、そのからかおうとした人は、王様だったが、顔をかくして逃げていったという。その後で、本当にキジムナーに追われてきた人があって便所の前までピカピカ光って来たら「おいキジムンお前は海へ行け、その人は私の子だろう。お前はその辺を歩いたら、私が承知しないぞ。海へ行け」といったので(キジムンは)海へ行った。(キジムンが)魚を取るのがうまいのはその時からであるという話。うそかほんとかはわからないさ。
全体の記録時間数 3:33
物語の時間数 3:20
言語識別 方言
音源の質
テープ番号
予備項目1

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