
たとえば事故をおこして死ぬか、水におぼれるか、又、車事故をおこして死ぬかそのようによく、人が死ぬ場所をさけられなくてその場所を通って家へ帰る場合がある。水におぼれた人がその池の側から代わりの人を引き入れないと、池から出られないということでそこに立っていた。池城親方という人が「どうしてあなたは毎日そこにずぶぬれで立っているのか」というと、「代わりの人を入れないと私はここから出られないのだから私は毎日ここに立っている」といった。「それじゃあいつか代わりの人を入れるあてはあるか」ときくと、「この何日の何時頃生まれてくる子供がいるが、この子のくしゃみをさせてとってくる。ヒージの水を飲ませてとってくる」という。「それで、その家にはどこから入るのか」ときくと、昔は貧乏者の家は土と石でつくったかべがあったがその家は石が1つぬけていて穴があいている。妊婦はそこにいるから、そこから入っていくという。池城親方がその家を訪ねていくとやはり妊婦がいた。それで、「何日の何時に生まれる子供えをとりに来ると私に話していたからそいつが来たら水を飲ませたら吹いてから飲まし、くしゃみをしたら、クスクェーといいなさいよ」といった。そして「あなたの家の後ろに穴があいている所があるでしょう」というと「あります」という。「そこから何日の何時頃冷たい風が入ってきたらその時はヤナムン(悪霊)が来ますから弓を張らせなさいといった。それでヤナムン(悪霊)は、入ってゆけなくて子供をとることができなかった。それから4,5日後、そこを通った時に「あなたは、今もそこに立っているのか」というと「あなたに話したから何もかも、あちらに知れてしまってとれなかった」といった。くしゃみをしたらクスクェーといい、水を飲ます時は、フーと吹く。又、子供が生まれたら弓をかざるといういいつたえは、この話から出ている。
| レコード番号 | 47O416858 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C359 |
| 決定題名 | クスクェー由来(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 大川盛信 |
| 話者名かな | おおかわせいしん |
| 生年月日 | 19150213 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 宜野湾市野嵩 |
| 記録日 | 19780611 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 宜野湾T02A11 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 12 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 池城親方,生まれてくる子供,妊婦,ヤナムン,くしゃ,クスクェー,水を飲ます,フー,弓 |
| 梗概(こうがい) | たとえば事故をおこして死ぬか、水におぼれるか、又、車事故をおこして死ぬかそのようによく、人が死ぬ場所をさけられなくてその場所を通って家へ帰る場合がある。水におぼれた人がその池の側から代わりの人を引き入れないと、池から出られないということでそこに立っていた。池城親方という人が「どうしてあなたは毎日そこにずぶぬれで立っているのか」というと、「代わりの人を入れないと私はここから出られないのだから私は毎日ここに立っている」といった。「それじゃあいつか代わりの人を入れるあてはあるか」ときくと、「この何日の何時頃生まれてくる子供がいるが、この子のくしゃみをさせてとってくる。ヒージの水を飲ませてとってくる」という。「それで、その家にはどこから入るのか」ときくと、昔は貧乏者の家は土と石でつくったかべがあったがその家は石が1つぬけていて穴があいている。妊婦はそこにいるから、そこから入っていくという。池城親方がその家を訪ねていくとやはり妊婦がいた。それで、「何日の何時に生まれる子供えをとりに来ると私に話していたからそいつが来たら水を飲ませたら吹いてから飲まし、くしゃみをしたら、クスクェーといいなさいよ」といった。そして「あなたの家の後ろに穴があいている所があるでしょう」というと「あります」という。「そこから何日の何時頃冷たい風が入ってきたらその時はヤナムン(悪霊)が来ますから弓を張らせなさいといった。それでヤナムン(悪霊)は、入ってゆけなくて子供をとることができなかった。それから4,5日後、そこを通った時に「あなたは、今もそこに立っているのか」というと「あなたに話したから何もかも、あちらに知れてしまってとれなかった」といった。くしゃみをしたらクスクェーといい、水を飲ます時は、フーと吹く。又、子供が生まれたら弓をかざるといういいつたえは、この話から出ている。 |
| 全体の記録時間数 | 4:16 |
| 物語の時間数 | 3:45 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |