
これは、話を聞けばなんです。あのぅ、昔、あの各字のいいかーぎ(美人)ですね、その人達を侍の側に選ばれて行きよったそうですよ。その時分の話なんだがね、あの、王様と、女はどこの女かわかりませんが、そういうふうな女と、その恋愛をして、王様が、いわば、もう妻との子ではないから、ちょっと、あの、妊娠したなにがわかってからに、その女が辞退したのかそれまではようわからんが、その子供を、野嵩のどこと言よったかね、そこにあのう、産んだ赤ン坊をですよ、捨ててあるのを、こっちの人が、草刈りに行ったとか、なんとかいって、その捨って来てですよ、それを七つ八つまで成長させてよ、その場合にまた侍だちが、この野嵩のまん中の中道を通って、護佐丸とか、この御城に、<これは昔の話だからね。通りかかった場合に、その侍だちにとっても意地悪くしてですね、邪魔やったらしいよ。それで、その侍だちが、「くぬ童、タキコーイむん」りゃーい、それから呼びかけられて、親の前に連れて行ったら、「実ぇー、うれー、私ん子やあらん。実ぇー、ちゃーん、ちゃーんし、私がとぅあいん子でーる」ふーじなやーに、これが、あと、さとってみたらね、王様の子ということがわかって、それから、ぐへー田というのは、褒美をもらったという話。うり聞いた覚えがありますがね。それで、あの、あっちで、「あんた好きなものをやるから」と言うたら、「わしは土地」と言うし、また一人、次男は、もう、金よりは、土地よりは、わしらは位をもらった方がいいと言うて、侍になったという話ぶりをちょっと聞かされた覚えがあります。
| レコード番号 | 47O416802 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C358 |
| 決定題名 | 王様の子(シマグチ混) |
| 話者がつけた題名 | 桃原のゴヘイロウの話 |
| 話者名 | 宮本一郎 |
| 話者名かな | みやもといちろう |
| 生年月日 | 19110807 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 宜野湾市野嵩 |
| 記録日 | 19780611 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 宜野湾T01A02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 20 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 美人,侍の側,王様,妊娠,赤ん坊,草刈り,護佐丸 |
| 梗概(こうがい) | これは、話を聞けばなんです。あのぅ、昔、あの各字のいいかーぎ(美人)ですね、その人達を侍の側に選ばれて行きよったそうですよ。その時分の話なんだがね、あの、王様と、女はどこの女かわかりませんが、そういうふうな女と、その恋愛をして、王様が、いわば、もう妻との子ではないから、ちょっと、あの、妊娠したなにがわかってからに、その女が辞退したのかそれまではようわからんが、その子供を、野嵩のどこと言よったかね、そこにあのう、産んだ赤ン坊をですよ、捨ててあるのを、こっちの人が、草刈りに行ったとか、なんとかいって、その捨って来てですよ、それを七つ八つまで成長させてよ、その場合にまた侍だちが、この野嵩のまん中の中道を通って、護佐丸とか、この御城に、<これは昔の話だからね。通りかかった場合に、その侍だちにとっても意地悪くしてですね、邪魔やったらしいよ。それで、その侍だちが、「くぬ童、タキコーイむん」りゃーい、それから呼びかけられて、親の前に連れて行ったら、「実ぇー、うれー、私ん子やあらん。実ぇー、ちゃーん、ちゃーんし、私がとぅあいん子でーる」ふーじなやーに、これが、あと、さとってみたらね、王様の子ということがわかって、それから、ぐへー田というのは、褒美をもらったという話。うり聞いた覚えがありますがね。それで、あの、あっちで、「あんた好きなものをやるから」と言うたら、「わしは土地」と言うし、また一人、次男は、もう、金よりは、土地よりは、わしらは位をもらった方がいいと言うて、侍になったという話ぶりをちょっと聞かされた覚えがあります。 |
| 全体の記録時間数 | 3:01 |
| 物語の時間数 | 2:48 |
| 言語識別 | 混在 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |