蛇婿入り(共通語)

概要

女の人が何となく妊娠したもんだから、親の方(かた)が、「変だ。何かあったか。」と聞いたら、「ああ、綺麗な男が毎晩来て寝ていってる。」と言うもんだから、そのお母さんがね、「どんな男か。」と言ってから、「そんなら山のように糸を作ってね、その人が来たときに、この針をこれに刺して帰して、どんどんその糸のばしてやれ。」って教えて、翌日その糸ずうっと探って行ったら、洞窟(が ま)の方に行ったと。それは蛇であったと。「あの男はほんとは蛇だった。」って思って聞いていると、その蛇が、「ああ、今日は失敗した。とうとう見つかってしまった。しかし、自分は子どもができたからもういい。」と言うてるのを聞いていると、この相手のもう一人の蛇がね、「でも人間は馬鹿でないしね、旧三月の三日(みっか)の潮時にあの蓬(よもぎ)の餅を作って食べて、浜に降りてあっちこっちぽんぽん踊って歩けば、全部君の子どもは下りていくよ。」と言うのを聞いて、その女はその通りやったって。そしたら、蛇の子は全部下りてきたという話ですよ。それで三月三日(みっか)には、必ず菱形の蓬(よもぎ)の餅を作って食べて、必ず女の子は海の波端に連れて行って足を洗えと言われてるわけさ。

再生時間:2:31

民話詳細DATA

レコード番号 47O341971
CD番号 47O34C143
決定題名 蛇婿入り(共通語)
話者がつけた題名
話者名 島袋春充
話者名かな しまぶくろはるみつ
生年月日 19210519
性別
出身地 沖縄県八重山郡与那国町島仲
記録日 19970911
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 与那国町久部良 T16 A09
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 女の人,妊娠,綺麗な男,毎晩,糸,針,洞窟,蛇,旧三月三日,潮時,浜,蛇の子,菱形の蓬の餅
梗概(こうがい) 女の人が何となく妊娠したもんだから、親の方(かた)が、「変だ。何かあったか。」と聞いたら、「ああ、綺麗な男が毎晩来て寝ていってる。」と言うもんだから、そのお母さんがね、「どんな男か。」と言ってから、「そんなら山のように糸を作ってね、その人が来たときに、この針をこれに刺して帰して、どんどんその糸のばしてやれ。」って教えて、翌日その糸ずうっと探って行ったら、洞窟(が ま)の方に行ったと。それは蛇であったと。「あの男はほんとは蛇だった。」って思って聞いていると、その蛇が、「ああ、今日は失敗した。とうとう見つかってしまった。しかし、自分は子どもができたからもういい。」と言うてるのを聞いていると、この相手のもう一人の蛇がね、「でも人間は馬鹿でないしね、旧三月の三日(みっか)の潮時にあの蓬(よもぎ)の餅を作って食べて、浜に降りてあっちこっちぽんぽん踊って歩けば、全部君の子どもは下りていくよ。」と言うのを聞いて、その女はその通りやったって。そしたら、蛇の子は全部下りてきたという話ですよ。それで三月三日(みっか)には、必ず菱形の蓬(よもぎ)の餅を作って食べて、必ず女の子は海の波端に連れて行って足を洗えと言われてるわけさ。
全体の記録時間数 2:31
物語の時間数 2:31
言語識別 共通語
音源の質 ◯(雑音あり)
テープ番号
予備項目1

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