もの言う田(共通語)

概要

今は大宜見一雄さんの田圃(たんぼ)だったけど、あの田圃はもう今土地改良してもうなくなってる。あれは昔、大宜見さんの先祖の方が田植えが済んでから部落の友達なんかと一緒に馬に乗って原廻(はるまい)の作見会(さくみかい)に出掛けたらしい。こう回っていたら自分の田圃が他の田圃と較べたらもう見苦しいわけさ。だからその田圃の主が、「田圃よ、他の田圃はいいのにあんたはこんなで残念だね。」って声をかけたら、その田圃が、「イリドゥドゥンアカイドゥドゥンマティンタナ〔雷の鳴るときまで待って下さい〕。」って言ったと。もうその言葉を聞いてまさか田圃がもの言うとは思わないから、驚いてもう帰ったわけさね。向こうの田圃は深いから水かさが少ないと稲は育たない。旱魃したらよけい伸びなくるからもう大変だ。それからすぐちょうど雷が鳴る時期は稲の成長時期だからよ、雷の季節に雨が降ったら、あの田圃の稲はぼんと力が出たかと思うよ。稲が実る季節になったら、その田圃は他の田圃よりも豊作になっているわけさな。

再生時間:7:18

民話詳細DATA

レコード番号 47O341957
CD番号 47O34C142
決定題名 もの言う田(共通語)
話者がつけた題名
話者名 西銘行雄
話者名かな にしめゆきお
生年月日 19160623
性別
出身地 沖縄県八重山郡与那国町祖納
記録日 19970910
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 与那国町祖納 T15 A10
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 大宜見一雄,田圃,原廻,はるまい,作見会,さくみかい,イリドゥドゥンアカイドゥドゥンマティンタナ,豊作
梗概(こうがい) 今は大宜見一雄さんの田圃(たんぼ)だったけど、あの田圃はもう今土地改良してもうなくなってる。あれは昔、大宜見さんの先祖の方が田植えが済んでから部落の友達なんかと一緒に馬に乗って原廻(はるまい)の作見会(さくみかい)に出掛けたらしい。こう回っていたら自分の田圃が他の田圃と較べたらもう見苦しいわけさ。だからその田圃の主が、「田圃よ、他の田圃はいいのにあんたはこんなで残念だね。」って声をかけたら、その田圃が、「イリドゥドゥンアカイドゥドゥンマティンタナ〔雷の鳴るときまで待って下さい〕。」って言ったと。もうその言葉を聞いてまさか田圃がもの言うとは思わないから、驚いてもう帰ったわけさね。向こうの田圃は深いから水かさが少ないと稲は育たない。旱魃したらよけい伸びなくるからもう大変だ。それからすぐちょうど雷が鳴る時期は稲の成長時期だからよ、雷の季節に雨が降ったら、あの田圃の稲はぼんと力が出たかと思うよ。稲が実る季節になったら、その田圃は他の田圃よりも豊作になっているわけさな。
全体の記録時間数 7:27
物語の時間数 7:18
言語識別 共通語
音源の質 ◯(雑音あり)
テープ番号
予備項目1

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