仲屋金盛(なかやかにむる)は、この島までやって来ても、すぐには上陸せんでこっちに来ても今の東崎(あがりざき)にいて北風が吹いたら南に船廻すし、また南風が吹いたら北に廻して、何週間も待っておったらしいですよ。こちらがそういう噂を聞いて、見張りを向こう今のやってくいに行ったらしいけど、見張りが疲れ果てた後でね、イサキの湾から島に上がってから、浦野に来ると風上から火を点けたんだよ。昔は三名おれば村と言われたから、下にも部落の数は十分たくさんにあったと思うな。そのあたりの部落を焼き払ったって言うんです。そのとき、サンアイイソバは今のマサグミっていうところで、仲屋金盛に出会ったらしいね。だから、サンアイイソバは、自分の兄弟の按司を心配して、「イトゥドゥミドゥ、チンドゥミィドゥ。」と言ったら、仲屋金盛は最初は、「チンドゥミ。」とおっしゃったでしょう。だけど後で、「ああ違う。イキドゥミよ」って言ったから、サンアイイソバが、「ああ、そうか。」と許して行ったら、また、残っている村の風上から火を焚きつけて、下の家も何十戸も全部焼いたから、サンアイイソが追いかけて行ったら、仲屋金盛はニウルシっていう所から逃げて行ったと言われている。
| レコード番号 | 47O341948 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C142 |
| 決定題名 | サンアイイソバ(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 西銘行雄 |
| 話者名かな | にしめゆきお |
| 生年月日 | 19160623 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県八重山郡与那国町祖納 |
| 記録日 | 19970910 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 与那国町祖納 T15 A01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 仲屋金盛,浦野,サンアイイソバ,マサグミ,按司,イトゥドゥミドゥ,チンドゥミィドゥ, |
| 梗概(こうがい) | 仲屋金盛(なかやかにむる)は、この島までやって来ても、すぐには上陸せんでこっちに来ても今の東崎(あがりざき)にいて北風が吹いたら南に船廻すし、また南風が吹いたら北に廻して、何週間も待っておったらしいですよ。こちらがそういう噂を聞いて、見張りを向こう今のやってくいに行ったらしいけど、見張りが疲れ果てた後でね、イサキの湾から島に上がってから、浦野に来ると風上から火を点けたんだよ。昔は三名おれば村と言われたから、下にも部落の数は十分たくさんにあったと思うな。そのあたりの部落を焼き払ったって言うんです。そのとき、サンアイイソバは今のマサグミっていうところで、仲屋金盛に出会ったらしいね。だから、サンアイイソバは、自分の兄弟の按司を心配して、「イトゥドゥミドゥ、チンドゥミィドゥ。」と言ったら、仲屋金盛は最初は、「チンドゥミ。」とおっしゃったでしょう。だけど後で、「ああ違う。イキドゥミよ」って言ったから、サンアイイソバが、「ああ、そうか。」と許して行ったら、また、残っている村の風上から火を焚きつけて、下の家も何十戸も全部焼いたから、サンアイイソが追いかけて行ったら、仲屋金盛はニウルシっていう所から逃げて行ったと言われている。 |
| 全体の記録時間数 | 4:22 |
| 物語の時間数 | 4:00 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◯(雑音あり) |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |