昔、まだサンアイ・イソバもいない時代ですよね。そのころはものすごい島は豊かに暮らしていたと言うんです。それが南与那国(はいどなん)ていう話が出たのは、そのあと人頭税になってからかなと思うんです。とにかく子どもはあの頃は多いころで、一五歳以上は納税っていうことになって、大変だったということで、久部良バリとか人升田(とぅんぐだ)の話なんかもあるんですけど、それと共に南の方に、もう一つの理想郷、南与那国(はいどなん)どなんがあるぞっていうことで、比川の家の人がそこに行ったって。それが今でも田植えしまして、稲穂が出た頃に、祖納や久部良の司のお婆さんなんかが田圃に行って、イナゴを捕るんですよ。その捕ったイナゴを竹の葉っぱで作った船に入れて、「おまえなんかね、ここよりはもっと向こうには裕福な島があるから向こうに行けよ。」っていうことで、比川の浜から海に流すんです。そういうしきたりは、いまだにあります。
| レコード番号 | 47O341943 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C142 |
| 決定題名 | ハイドゥナン 南方の島(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 池間苗 |
| 話者名かな | いけまなえ |
| 生年月日 | 19191217 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県八重山郡与那国町祖納 |
| 記録日 | 19970911 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 与那国町祖納 T14 B06 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説、 民俗 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 豊か,南与那国,はいどなん,人頭税,理想郷,稲穂,イナゴ |
| 梗概(こうがい) | 昔、まだサンアイ・イソバもいない時代ですよね。そのころはものすごい島は豊かに暮らしていたと言うんです。それが南与那国(はいどなん)ていう話が出たのは、そのあと人頭税になってからかなと思うんです。とにかく子どもはあの頃は多いころで、一五歳以上は納税っていうことになって、大変だったということで、久部良バリとか人升田(とぅんぐだ)の話なんかもあるんですけど、それと共に南の方に、もう一つの理想郷、南与那国(はいどなん)どなんがあるぞっていうことで、比川の家の人がそこに行ったって。それが今でも田植えしまして、稲穂が出た頃に、祖納や久部良の司のお婆さんなんかが田圃に行って、イナゴを捕るんですよ。その捕ったイナゴを竹の葉っぱで作った船に入れて、「おまえなんかね、ここよりはもっと向こうには裕福な島があるから向こうに行けよ。」っていうことで、比川の浜から海に流すんです。そういうしきたりは、いまだにあります。 |
| 全体の記録時間数 | 3:43 |
| 物語の時間数 | 3:36 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◯(雑音あり) |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |