サンアイイソバ(共通語)

概要

サンアイイソバの誕生した屋敷は、文化財で指定されて向こうの島仲にまだちゃんと今までも残っていて、島仲祭の拝所になってる。その島仲に大きなガジマル木があったらしいのよね。ガジマル木は与那国でサンアイって言うさ。だから、サンアイ木の側に住んでいたから、サンアイイソバアブって言ってしたが、元々は島袋です。だから、子孫の家は栄姓で、栄春充と言ってましたが、最近改姓されてまた島袋姓になっています。とにかくサンアイイソバは大の男勝りの人だったってね。だから、向こうの上で島の真ん中にある島仲はどこも見えるから、自分はその島仲にいて、島のあちこちにはウラノ按司、ティバル按司、ドノ按司って七人か八人ぐらいの按司をみんな置いとって、もし何かがあるとすぐ馬に乗っかって、早馬で按司みんなに使いをやったりいろんなことして島を支配しておったって。宮古から来た人がよ、ここでサンアイイソバに一升酒を飲まして酔っぱらわしてからここで退治したって話だけど、四年前かな私が役場にいる頃、宮古の人が二人で、わざわざ家(うち)まで訪ねてきて、「サカイイソバの話聞かしてください。」ってから、「どういうことですか。」って言ったらね、その人は、「サカイイソバは宮古の人が多良間に連れて行って退治したと自分達は言ってる。」って言うからね、私は、「違うよ。帰ってきたから、ここで酒を飲ましてさんざん酔っぱらわしてから、殺されたという話を昔から聞いておるさ。だから、ちゃんとここにサカイイソバの墓はあるじゃないか。」って言ったら、その人は、「そうじゃない。いや違うんだ、違うんだ。」って争うからさ、私は別にこれは争うわけはないし、「もう昔ながらの話を聞いておるから、島誌をつくったんじゃないかと思うんだね。だけど、私は目の前で見たんじゃないからさ、違ったら違うようにあんた方考えたらいいんじゃない。みなさんにまかそう。」って言ったんです。

再生時間:3:38

民話詳細DATA

レコード番号 47O341850
CD番号 47O34C137
決定題名 サンアイイソバ(共通語)
話者がつけた題名 サカイイソバ
話者名 冨里康子
話者名かな ふさとやすこ
生年月日 19160723
性別
出身地 沖縄県八重山郡与那国町祖納
記録日 19970312
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 与那国町祖納 T11 B06
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード サンアイイソバ,サカイイソバ,島仲,ガジマル木,サンアイ,サンアイイソバアブ,島袋,男勝り,按司,支配,宮古,退治,多良間,墓
梗概(こうがい) サンアイイソバの誕生した屋敷は、文化財で指定されて向こうの島仲にまだちゃんと今までも残っていて、島仲祭の拝所になってる。その島仲に大きなガジマル木があったらしいのよね。ガジマル木は与那国でサンアイって言うさ。だから、サンアイ木の側に住んでいたから、サンアイイソバアブって言ってしたが、元々は島袋です。だから、子孫の家は栄姓で、栄春充と言ってましたが、最近改姓されてまた島袋姓になっています。とにかくサンアイイソバは大の男勝りの人だったってね。だから、向こうの上で島の真ん中にある島仲はどこも見えるから、自分はその島仲にいて、島のあちこちにはウラノ按司、ティバル按司、ドノ按司って七人か八人ぐらいの按司をみんな置いとって、もし何かがあるとすぐ馬に乗っかって、早馬で按司みんなに使いをやったりいろんなことして島を支配しておったって。宮古から来た人がよ、ここでサンアイイソバに一升酒を飲まして酔っぱらわしてからここで退治したって話だけど、四年前かな私が役場にいる頃、宮古の人が二人で、わざわざ家(うち)まで訪ねてきて、「サカイイソバの話聞かしてください。」ってから、「どういうことですか。」って言ったらね、その人は、「サカイイソバは宮古の人が多良間に連れて行って退治したと自分達は言ってる。」って言うからね、私は、「違うよ。帰ってきたから、ここで酒を飲ましてさんざん酔っぱらわしてから、殺されたという話を昔から聞いておるさ。だから、ちゃんとここにサカイイソバの墓はあるじゃないか。」って言ったら、その人は、「そうじゃない。いや違うんだ、違うんだ。」って争うからさ、私は別にこれは争うわけはないし、「もう昔ながらの話を聞いておるから、島誌をつくったんじゃないかと思うんだね。だけど、私は目の前で見たんじゃないからさ、違ったら違うようにあんた方考えたらいいんじゃない。みなさんにまかそう。」って言ったんです。
全体の記録時間数 3:42
物語の時間数 3:38
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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