節ふるまい(共通語)

概要

昔、父親と小さな息子のいる家でお金がなくて貧乏だったから、父親がその節(してぃ)の時にね、「魚を釣ってきて御馳走しよう。自分が魚釣ってくるまで待ってろよ。」っていうことで、親父は、魚釣りに行ったらしいの。だけどね、父親が帰って来る前に、あの世の人が来て、何も食べていない子供を哀れに思って後生に連れていった。だから、父親が帰ってきたときにはね、子ども死んでいた。そういうことがあったということで、節(してぃ)はあの世のお正月で、節祭(してぃまつ)りの時はやっぱり昔のお金のない時代でね、あの世に負けないように、御馳走作って子供に食べさせないでいると、やって来た先祖が、向こうより貧しいと哀れに思って子供達を向こうの人が連れて行くよという話なんです。だから、「あの世に負けるな。」って、もう三日も前から、牛をつぶして下げたりしていた。だけど、みんな人間の生活ってね、楽な人ばっかりじゃない。結局は、あの人升田(とぅんぐだ)なんかも、そんなことじゃないのかなと思ったりするよ。戦後はね、私なんかの幼い頃などは、冷凍もないのに、三日も前から牛なんか、豚なんかつぶすの。そして風の通るところみんな下げておく。「たくさん下げておかないと、あの世の人が哀れに思われたらいけない。」っていうんで、こう下げていたが、もう年寄り教えるけどね、今の年寄りはもう私どもだから言わないな。

再生時間:2:14

民話詳細DATA

レコード番号 47O341735
CD番号 47O34C131
決定題名 節ふるまい(共通語)
話者がつけた題名 節祭りの由来
話者名 池間苗
話者名かな いけまなえ
生年月日 19191217
性別
出身地 沖縄県八重山郡与那国町祖納
記録日 19960918
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 与那国町祖納 T06 A08
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説、 民俗
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 貧乏,父親,御馳走,魚釣り,子供,後生,あの世のお正月,節祭り
梗概(こうがい) 昔、父親と小さな息子のいる家でお金がなくて貧乏だったから、父親がその節(してぃ)の時にね、「魚を釣ってきて御馳走しよう。自分が魚釣ってくるまで待ってろよ。」っていうことで、親父は、魚釣りに行ったらしいの。だけどね、父親が帰って来る前に、あの世の人が来て、何も食べていない子供を哀れに思って後生に連れていった。だから、父親が帰ってきたときにはね、子ども死んでいた。そういうことがあったということで、節(してぃ)はあの世のお正月で、節祭(してぃまつ)りの時はやっぱり昔のお金のない時代でね、あの世に負けないように、御馳走作って子供に食べさせないでいると、やって来た先祖が、向こうより貧しいと哀れに思って子供達を向こうの人が連れて行くよという話なんです。だから、「あの世に負けるな。」って、もう三日も前から、牛をつぶして下げたりしていた。だけど、みんな人間の生活ってね、楽な人ばっかりじゃない。結局は、あの人升田(とぅんぐだ)なんかも、そんなことじゃないのかなと思ったりするよ。戦後はね、私なんかの幼い頃などは、冷凍もないのに、三日も前から牛なんか、豚なんかつぶすの。そして風の通るところみんな下げておく。「たくさん下げておかないと、あの世の人が哀れに思われたらいけない。」っていうんで、こう下げていたが、もう年寄り教えるけどね、今の年寄りはもう私どもだから言わないな。
全体の記録時間数 2:16
物語の時間数 2:14
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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