ハイドゥナン 南方の島(共通語)

概要

昔、まだサンアイ・イソバもいない時代ですよね。そのころはものすごい島は豊かに暮らしていたと言うんです。それが南与那国(はいどなん)ていう話が出たのは、そのあと人頭税になってからかなと思うんです。とにかく子どもはあの頃は多いころで、一五歳以上は納税っていうことになって、大変だったということで、久部良バリとか人升田(とぅんぐだ)の話なんかもあるんですけど、それと共に南の方に、もう一つの理想郷、南与那国(はいどなん)どなんがあるぞっていうことで、比川の家の人がそこに行ったって。それが今でも田植えしまして、稲穂が出た頃に、祖納や久部良の司のお婆さんなんかが田圃に行って、イナゴを捕るんですよ。その捕ったイナゴを竹の葉っぱで作った船に入れて、「おまえなんかね、ここよりはもっと向こうには裕福な島があるから向こうに行けよ。」っていうことで、比川の浜から海に流すんです。そういうしきたりは、いまだにあります。

再生時間:3:09

民話詳細DATA

レコード番号 47O341635
CD番号 47O34C125
決定題名 ハイドゥナン 南方の島(共通語)
話者がつけた題名
話者名 池間苗
話者名かな いけまなえ
生年月日 19191217
性別
出身地 沖縄県八重山郡与那国町祖納
記録日 19960916
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 与那国町祖納 T01 A08
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード サンアイイソバ,南与那国,はいどなん,人頭税,久部良バリ,人升田,とぅんぐだ,理想郷,比川,田植え,稲穂,祖納,久部良,司,イナゴ,竹の葉っぱ,船
梗概(こうがい) 昔、まだサンアイ・イソバもいない時代ですよね。そのころはものすごい島は豊かに暮らしていたと言うんです。それが南与那国(はいどなん)ていう話が出たのは、そのあと人頭税になってからかなと思うんです。とにかく子どもはあの頃は多いころで、一五歳以上は納税っていうことになって、大変だったということで、久部良バリとか人升田(とぅんぐだ)の話なんかもあるんですけど、それと共に南の方に、もう一つの理想郷、南与那国(はいどなん)どなんがあるぞっていうことで、比川の家の人がそこに行ったって。それが今でも田植えしまして、稲穂が出た頃に、祖納や久部良の司のお婆さんなんかが田圃に行って、イナゴを捕るんですよ。その捕ったイナゴを竹の葉っぱで作った船に入れて、「おまえなんかね、ここよりはもっと向こうには裕福な島があるから向こうに行けよ。」っていうことで、比川の浜から海に流すんです。そういうしきたりは、いまだにあります。
全体の記録時間数 3:09
物語の時間数 3:09
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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