太陽所(共通語)

概要

昔、この島にお爺さんの姿の神様が現れて、「火の雨が降る。大変だから、あすこのドゥナダアブに隠れろ。」と言うので、それを聞いた家族はここから久部良に行く途中にあるドゥナダアブという洞窟に入ったそうです。だけど、みんなはそんなに大したことではないと思っているうちに天がすごく赤くなってきて、「何だろうか。」と思っていたら、だんだん赤さが濃(こゆ)くなって熱を帯びてきて、周りが火になって燃えてしまった。そのときドゥナダアブに隠れた家族だけが生きた残って、あとは全部焼かれてしまった。それからね、四か月も大雨の降ったので、山から薪(まき)を取ってきても濡れた薪は燃えないのでね、島人達はご飯炊く薪(まき)がなくて大変困って、「もうどうなるものか。餓死になるのか。」と心配しているときに、一人のお爺さんが現れて、「生の竹は燃えるよ。」って教えてくださったから、生の竹を燃やしたら燃えたんで、そこでご飯炊いて食べて命拾いしてるわけ。このお爺さんは、神様といった感じの人じゃないかなあ。その時にね、その雨が晴れて、一番最初に日の光の当たったところは、ここでは太陽のことをティダと言うから、太陽所(てぃだんどぅぐる)と言われていてね、そこは後で屋敷がつくられて屋敷になっているからね、人間に大事なのは、家と井戸とお墓の三つはこれは人生のなくちゃならないものとなってるからね、その屋敷にも井戸があって、太陽所(てぃだんどぅぐる)の拝みは、よくその井戸の近くでやっていましたけど、いまだに司なんかの大事な拝所になってる。その後、ドゥナダアブで助かった家族が農作物なんかも、量を作って蓄えることを分かってくるようになったったから、その家族は栄えたというんです。

再生時間:2:25

民話詳細DATA

レコード番号 47O341631
CD番号 47O34C125
決定題名 太陽所(共通語)
話者がつけた題名 てぃだんどぐる
話者名 池間苗
話者名かな いけまなえ
生年月日 19191217
性別
出身地 沖縄県八重山郡与那国町祖納
記録日 19960916
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 与那国町祖納 T01 A04
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話、 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 今の役場の十字路のところを太陽所(てぃだんどぅぐる)といっていた。昔、雨が降り続き薪を燃やすことができずご飯を食べることができなかった。あるおじいさんが現れて生の竹は燃えるということを教えてくれて助かった。長い間つづいた雨がやみ最初に太陽の光がさしたところとという意味で太陽所(てぃだんどぅぐる)と名づけた。
梗概(こうがい) 昔、この島にお爺さんの姿の神様が現れて、「火の雨が降る。大変だから、あすこのドゥナダアブに隠れろ。」と言うので、それを聞いた家族はここから久部良に行く途中にあるドゥナダアブという洞窟に入ったそうです。だけど、みんなはそんなに大したことではないと思っているうちに天がすごく赤くなってきて、「何だろうか。」と思っていたら、だんだん赤さが濃(こゆ)くなって熱を帯びてきて、周りが火になって燃えてしまった。そのときドゥナダアブに隠れた家族だけが生きた残って、あとは全部焼かれてしまった。それからね、四か月も大雨の降ったので、山から薪(まき)を取ってきても濡れた薪は燃えないのでね、島人達はご飯炊く薪(まき)がなくて大変困って、「もうどうなるものか。餓死になるのか。」と心配しているときに、一人のお爺さんが現れて、「生の竹は燃えるよ。」って教えてくださったから、生の竹を燃やしたら燃えたんで、そこでご飯炊いて食べて命拾いしてるわけ。このお爺さんは、神様といった感じの人じゃないかなあ。その時にね、その雨が晴れて、一番最初に日の光の当たったところは、ここでは太陽のことをティダと言うから、太陽所(てぃだんどぅぐる)と言われていてね、そこは後で屋敷がつくられて屋敷になっているからね、人間に大事なのは、家と井戸とお墓の三つはこれは人生のなくちゃならないものとなってるからね、その屋敷にも井戸があって、太陽所(てぃだんどぅぐる)の拝みは、よくその井戸の近くでやっていましたけど、いまだに司なんかの大事な拝所になってる。その後、ドゥナダアブで助かった家族が農作物なんかも、量を作って蓄えることを分かってくるようになったったから、その家族は栄えたというんです。
全体の記録時間数 2:25
物語の時間数 2:25
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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